あらすじ
シム・へウォンは、小さい時から心臓が弱く、「思いっきり走ること」が夢だった。今は元気になり、先輩でルームメイトのオ・ジャンミと共に、フローリストとして活き活きと働いている。 ある日へウォンはジャンミと山に花の撮影に出かけ、彼女とはぐれて足をくじいてしまう。そんなへウォンを助けたのは、ユ・ミヌという青年。5年ぶりに帰国したミヌだが、大学生時代雨の日に運命的な出会いをした初恋の人ウネを突然失った心の傷は癒えないままで、ウネと一緒に来たこの山に再び、一人で登っていたのだった。 雨が降り、日も落ちて、二人は山小屋で一晩を過ごすことに。見ず知らずのミヌを警戒して「私には夫がいるの!」と結婚指輪を見せるへウォン。彼女は、幼いころから家族同様に支え続けてきてくれたパク・チョンジェに、プロポーズされたばかりだった。 山小屋で一晩を過ごすうちに、徐々に打ちとけるようになる二人。翌日、山を降りるが、道々でへウォンの言葉にウネを想い出し、うろたえるミヌ。そしてへウォンは、なぜか“心臓”がドキドキと鼓動するのを感じる。 もう二度と会うことはないと別れた二人だが、その後も山での出来事をなぜか忘れられないでいた。 そんな時、ミヌを追いかけて、突然、パク・チョンアが現れる。彼女はチョンジェの妹で、へウォンとは親友なのだが … 。 ミヌは、ウネの父親を訪れていた。そしてへウォンも、自分に心臓を提供してくれたドナーの家族がいるという、茶畑が一面に広がるこの土地を訪れていた。 美しい緑の茶畑が広がり、清々しい“夏の香り”の中で、再会するミヌとへウォン。そして偶然にもへウォンの婚約者のチョンジェのプロジェクトでミヌはアートディレクターとしてへウォンはフローリストとしてミヌを好きなチョンアは広報担当として、一緒に働くこととなる。 二人の“心”に芽生えたこの思いの行方は...