涙と感動のヒューマンストーリー

登場人物

ユ・オソン(チェ・ジャンス役)　
産まれる前に父親が亡くなり祖母と二人きりで暮らしてきたジャンスにとって、ソヨンはすべてを差し出しても惜しくないほどの存在だった。ソヨンの両親の反対を押し切って結婚したジャンスは、柔道の道をあきらめ刑事となった。愛する妻子のために懸命に働くが、父親の愛を知らないジャンスはどうやって家族に愛情を注げばいいのかわからない。そんなある日、ジャンスはアルツハイマーだと宣告される。記憶をすべて失ってしまう前に家族にしてやれることは何か、世に残さなければならないものは何か？妻と子供たちのための遺産プロジェクトが始まる。/TD>

チェ・シラ(オ・ソヨン役)
■チェ・シラ(オ・ソヨン役)

慢性腎不全を患い、幼い頃から両親の愛情をたっぷり受けてお姫様のように育った。20代でバレリーナになる夢をあきらめ、彼女が選択した愛の代償はあまりにも過酷なものだった。仕事を口実に逃げ出す夫は彼女に育児と家事を押しつけ、ソヨンは夢見るお姫様から家計を切りもりする“おばさん”となった。そんな生活に疲れ果てていたソヨンの前に現れたジュノ。ソヨンが初恋の人だったと告げるジュノと再会し、再び20歳の少女に戻ったような気がするのだった。

チョ・ヨヌ(ハ・ジュノ役)
幼い頃に両親を失い、乳母の手によって育てられたジュノを哀れに思う祖父は、ジュノの望みを何でも聞いてやった。両親の愛情を受けられずに育ち、すべてはお金で解決できると知ったジュノは、世の中を歪んだ眼差しで見ていた。そんなジュノは、純粋で世の中の汚れを知らないソヨンに惹かれた。しかしソヨンがジャンスを選び、恋に破れたジュノは傷心のまま留学する。留学先で出会ったヘジンのおかげで元気を取り戻すが、ソヨンを忘れようと努力するほど韓国が恋しくなるのだった。

チェ・ヨジン(チョ・ヒョンス役)
母親の再婚相手である継父と一緒に暮らすのが嫌で、18歳の頃に家出してスリを覚えた。幸せそうな男たちの財布を奪う日々を過ごすが、心の渇きは癒やされなかった。そんなヒョンスを逮捕した刑事がジャンスだった。自分のために奔走し、２年の刑期を６か月にしてくれたジャンスを思いながら刑に服した。嫌なヤツだと文句ばかり言っていたが、ジャンスが自分の父親だったら…、ジャンスのような人と結婚できたら…と思うようになった。

イ・ソンミン(チャ・ヘジン役)
裕福な家庭の一人娘として生まれ、何不自由なく育った。ショッピングのついでに遊びに行ったニューヨークでジュノと出会う。２人は似たような環境で育ったため、互いに飾らず理解し合えた。そしてヘジンは初恋を忘れられないと言うジュノの純粋さに惹かれていく。ヘジンは父親の力を借りてジュノを手に入れようとするが、帰国後もソヨンを忘れられないジュノの姿を見て、彼女のプライドは次第に傷ついていった。