天国の子供たち
人生と向き合うことこそ大切であることを訴える
共に生きながらも各々が互いに傍観者となってしまった現代社会。この寂しく侘びしい時代に「傍観者にさえならなければ」・・・誰もが英雄になれるのだ。
ちょっとばかり損をしても、すこし危なくても、若干面倒臭くても「正しいことに対して、それなりに口出し」できるなら、その人は立派なこの時代の英雄である。私たち現代人のほとんどは、そのささいな勇気すら持ち合わせていない。でも、そのような英雄は必ず存在しなければならないし、私たちは彼らがたくさん現れてくれることを望んでいる。
あなたも私も、皆が英雄になってみようではないか。
出演 : キム・ドンワン、ヤン・ミラほか
提供元 : KBS
話数 : 全12話
韓国放送日 : 2002年09月09日
登場人物
パク・ハンイ(カン・ジウン)
母親が去って1年…。幼い弟を連れ、気丈にも世間の荒波に耐えて来た大人顔負けの少女だ。来年、小学校入学を控えた弟に文字を教えるため、クラスメートの投票で選ばれた班長を辞退する思慮深い家長である。このドラマのナレーションの語り手。
キム・ドンワン(キ・ホテ役)
江原道の片田舎の生まれ。職を転々として落ち着かず、持っている資格といえば運転免許証一枚。田舎に父親と妹がいる。中学の時、母親が農薬中毒で他界。現在、ソウルで成り上がることを夢見、何かと衝突しながら流浪の生活を送っている。所信を抜いたら何も残らない純粋な男。「人の痒いところ」を見つけて心地よくかいてくれる「必ず必要な人物」。
ヤン・ミラ(ク・ミヒャン役)
さほど裕福ではない家庭に生まれ、将来、モデルになることを夢みるカフェの従業員。彼女の目の前に、夢を実現してくれる「白馬に乗った王子様」が現れたものの、二人の間にホテが割り込み、成立しないゲームのような三角関係に巻き込まれる。
イ・ミンウ(ソ・ヤンギル)
すらっとしたスタイルに無口で落ち着いた雰囲気。加えて財閥クラスの名家のひとり息子。しかし・・・その人となりはお話にならない。無知な上に暴力団の親分気取り。親分になれる器でもなければ、そのスタイルが板に着いているわけでもないが、甘い密に群がる部下を列ね、黒い背広を羽織って肩で風を切る。外見だけは一端だ。
ホテと相対しながら本物の「男」とは何かを学んでいく。