張吉山

大河ドラマ

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1.改革 このドラマは、朝鮮時代を舞台に義賊・チャン・ギルサンを描いた作品。義賊とは裕福な者から盗んだ金品を民衆に分け与える盗賊である。しかし、単なる盗賊とは違う。民衆に希望をも与えるからだ。たとえ盗みを手段としても、その目的と精神は守旧勢力への抵抗と挑戦に満ちている。それはまさに民衆が渇望する改革と一致する。 いつの時代でも民衆は改革を熱望している。改革を成功させるためには、その価値と事実を民衆がしっかり自覚しなければならない。改革こそが名の無き民衆の生きる道であると。ドラマは歴史の中に埋もれがちな民衆にスポットをあて、時を超えて、改革の大切さを共有する。 2.作品性 民衆の生活は民族情緒の匂いであふれている。それは懐かしい故郷の匂いでもある。この作品は喜怒哀楽、善と悪、成功と失敗、生と死など、等身大の人間模様をベースに、悲劇と復讐、復讐の虚しさを描く。そして失意に陥った人々の希望として『チャン・ギルサン』が登場する。

出演 : ユ・オソン、ハン・ゴウンほか
提供元 : SBS
話数 : 全50話
韓国放送日 : 2004年05月17日
KNTV初放送 : 2004年08月23日

あらすじ

李王朝第17代王・孝宗(在位1649~59年)の時代に生まれたギルサンは、芸人チャン・チュンの助けを受けながら才人村で成長し、力士イ・ガプソン、ソンド商人の頭目パク・テグン、九月山の盗賊マ・ガムドンらと親交を結ぶ。そして海州の奸商シン・ボクトンを成敗しようとして捕まり死刑囚となるが、パク・テグンの助けで脱獄に成功する。ギルサンは、娼妓ミョオクと情を交わしたものの両親の意志に逆らえず、ボンスンと結婚する。しかし志を抱いて金剛山に入り、ウンブ大師の教えを受ける。そこで次第に「民」に対する認識を新たにする。 粛宗10年(1671年)、大飢饉が発生し、ギルサンは官庁と富豪を襲い、飢えた民の救済に力を注ぐ。『チャン・ギルサン』の名は民衆の間で囁かれるようになり、朝廷が討伐を命じたことで、かえって活躍を世に知らしめることになる。丁卯年(1687年)の4月、立国の志士たちが九月山に集合する。やがて王朝が滅びるという噂や怪文書が飛び交い、弥勒が降臨し龍花の世が到来するという信仰が広がった。ギルサンはオンジン山に陣地を築き、官軍と対決するため資金調達に奔走する。その一方で、大事を企てて捕まったコ・ダルグンはギルサンを密告してしまう。討伐隊のチェ・ヒョンギが急襲するが、ギルサンらは一命を取り留める。後にギルサンはコ・ダルグンを懲戒に処し、チェ・ヒョンギを処断する。 その後、海西(黄海道)と関北(咸境道)一帯でチャン・ギルサンを自称する輩が出没し、朝廷は頭を痛めるが、ギルサンを見たものは誰もいない。

登場人物

ユ・オソン(チャン・ギルサン役)
奴卑の生まれで、母親は出産後に死亡。大道芸人チャン・チュン夫婦に育てられる。幼い頃から武芸に秀で、盗賊になってからプンヨル大師、ウンブ大師と出会う。大志を抱き、義賊として治世に反旗を翻す。武器は刀(環刀)。

ハン・ゴウン(ミョオク役)
奴婢でギルサンの初恋の相手。疫病にかかり捨てられるが、九死に一生を得る。ギルサンと情を交し、胸に「吉」の入墨を彫る。ギルサンが処刑されたという噂を聞いて自ら命を絶とうとするが、僧に助けられる。彼女を慕いつづけたイ・ギョンスンと夫婦になり、彼が討伐軍の手にかかると子供をギルサンに預けて尼僧になるため山に入る。

キム・ヨンホ(パク・テグン役)
チャン・ギルサンの義兄弟(兄貴分)。ソンド商人の付き人から武将に上りつめ、強大な商権を掌握する。清国との密貿易を手がけ、人参の闇取引にも手を出し、ついには栽培に成功する。莫大な資金でギルサンに火縄銃や軍馬を提供するスポンサー。武器は仕込杖。

チョン・ジュナ(イ・ガプソン役)
才人村の大道芸人出身で力持ち、ギルサンの幼馴染み。妻の不倫が原因で母親を妻に殺され、その妻を自ら手にかけるという悲劇に見舞われる。結局、大聖法主という僧になり、ギルサンの挙兵に加勢するため将兵を要請する。武器は長槍。

ヤン・ミラ(ボンスン役)
ギルサンの妻。母の跡を継いで巫女となり、風のように飛び歩く夫を待ちつづける。討伐軍に捕らえられ、湖南地方(全羅道)の奴婢となる。その地で娘クウォルを道連れに井戸に身を投げ自殺する。

チェ・ジェソン(チャン・チュン役)
才人村の大道芸人達の親分で思慮深い。ギルサンが生まれたとき歯でへその緒を切り、育てた養父。ギルサンに多大な影響を与えた人物。ギルサンを追う討伐隊によって命を失う。

イ・ジョンス(マ・ガムドン役)
元々は九月山の盗賊のナンバー2。ギルサンと出会い、頭目の座に就く。早くから貧民救済を唱え、ギルサンの忠実な補佐役を務める。武芸は剣術に秀で、官軍では当代一の剣術使いとされたチェ・ヒョンギとの対決中、勝利目前に矢で射られ、悲壮な最期を遂げる。

パク・ジュンギュ(チェ・ヒョンギ役)
左捕盗庁の役人で当代一の武将、武芸十八番の達人である。出世主義者で計略に長けている。最初はチャン・ギルサン逮捕を出世の手段と考えていたが、捕縛に失敗。ギルサンが民衆の英雄となっていくにつれ、武人としての血が騒ぐ。直接対決に執念を燃やし、最後はギルサンの前にひざまずくことになる。

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