あらすじ
千年の王国も栄華も一夜の夢の如し。一時、百済の全盛期を築いた義慈王は、キム・ユシンが送った「クムハ」という巫女に溺れ国政をなおざりにする。それを責めたジュ王女は王宮から追放される。失意に陥った王女をポクシンは自宅へ連れて行く。そこで王女は幼い頃、共に学んだアリと再会し、恋に落ちる。 一方、伽耶の王族と身分を偽るポクシンの家に泊まり、南扶余の情勢を探っていたユソクは、いつしか王女と恋に落ちる。親しいアリと愛する王女をやがて裏切らなければならない運命に苦しむ。都城が陥落されるや、ポクシンは日本にいるプンジャン王子を立てて復興運動を起こそうとし、ジュ王女はプンジャン王子を連れて帰る任務を負ってユソクと出発する。王女一行が出発した後、ユソクの正体を知ったアリは急いで一行を追う。ユソクの罠にはまって追い詰められた王女は必死に抵抗する。そこへ遅れて来たアリとユソクの決闘が始まる。アリは王女をかばって死に、王女は絶壁の下に身を投げる。 1400年という時間を超えて現在にワープした王女は、暴力団組員のチュンベを殴り倒して逃げ、われを失ったインチョルの車の前で倒れる。インチョルは思いがけず王女の世話をすることに。 日本の名家の息子「藤原タツジ」は韓国フリークで、自分の映画会社の韓国支社長として韓国へ。家門伝来の美人画を持って韓国へ来たタツジはある日、美人画に描かれた王女をヤンジェ村で偶然見かける。 タツジと同じマンションに住むコ・ウンビは、タツジが支社長をしている映画会社に就職してタツジの気を引こうとするが、タツジの関心は王女に……。ルームサロンでチュンベ一味に会ったインチョルは、チュンベに痛い目に遭わされる。それを見た王女は再びチュンベを倒して逃げる。チュンベ一味は血眼になって王女を探す。次第にインチョルは王女に興味を抱き、王女はインチョルに心を開いていく。