カメラのないところではいつも不機嫌なトップアイドル チュンイ（イ･ホンギ）は、社長に無理やり連れて行かれたパーティーで些細なことから口論になってしまい、思わず先に手を出してしまう。罰として社会奉仕活動を命じられたチュンイが訪れたのは、入れ墨をした強面のムソン（マ･ドンソク）、夜の歓楽街へ繰り出すボンシク（イム･ウォニ）、チュンイを勝手に写真に撮りたがる少女ハウン（チョン･ミンソ）など、病人らしくない人々が暮らす施設だった。指導役として紹介されたアンナ（ペク･ジニ）は、アイドルなんて興味がないというクールな態度で、チュンイに容赦なくハード仕事を命令する。
　ひょんなことから、アンナたちが結成するバンドの練習を手伝うことになったチュンイは、この施設が命の期限を宣告された人々が暮らすホスピスであることを知る。ところがある日、ホスピスが資金繰りに困っていることが発覚する。バンドのメンバーは、賞金のかかったオーディションに出場しようと、チュンイに協力を頼むのだが…。