愛よりも憎しみよりも強い情を描く

登場人物

キム・ジホ（ミヨン役）
美大に通っていたころ、みすぼらしい受験生のビョンスに出会い、母親の猛反対を押し切って結婚してしまう｡何とかビョンスを検事にしようと大きな夢を抱くが、ビョンスは司法試験を放棄し､製薬会社の営業マンとなり夢を捨てる｡しかし現実に適応力と生活力で、現在の人生に満足する。すべてに積極的で言いたいことはハッキリ話すしっかり者｡

ユ・ジュンサン（ビョンス役）
大学の法学部出身。無責任な父親の代わりに、家族の面倒を見なければならない重圧感で、司法試験をあきらめ誓約会社に就職する｡製薬会社のセールス界の新星として出世街道まっしぐらと思いきや、妻としょっちゅうぶつかり頭を抱える｡保守的で愛情表現はヘタだが、誠実で突飛なキャラクターで周囲の人気を得る｡

キム・ソクフン（チョルス役）
負けず嫌いな強い性格で度胸もある。表向きの職業は金貸しの叔母の運転手だが、ギャンブルのディーラーからはじまって、金になる仕事なら何でもするというフリーター。反抗的だが男らしい特有のカリスマがある。

キム・サラン（ウルスク役）
兄の後始末ばかりさせられる現実に不満を持つ。ナレーターにモデル､ニセ大学生までしながら、自分を家政婦としてしか見ていない家から脱出しようと試みるが、そのたび騒動を起こすだけ。

ハン・チェヨン（へミ役）
母を捨てて若い妻を迎えた父親と離れ、一人暮らしをしている｡人生に対する目的や価値観などもなく、財閥の二世たちとくだらない毎日を送るうちに偶然チョルスに出会う｡乱暴な生き方をするチョルスに好感を持ち挑発的に近寄る。

リュ・スヨン（ジェマン役）
企業の社長の息子で、何も考えていない道楽息子。恋人のへミが自分を捨ててチョルスとつき合うと、あらゆる人脈と力を使ってチョルスを苦しめる｡単純で残酷、わがままな人物｡