美しい島を舞台に繰り広げられる

あらすじ

登場人物

ハン・ジヘ（ホン・ウンス役）
２６歳、栄養士。殺人事件の目撃者。母と２人暮らしだったウンスには、父親という存在は憧れの対象だった。しかし、父親の事になるとかたくなに口を閉ざして話そうとしない母親の影響で、いつも心の中の人物となっていた。立派な美術の先生であり、友達でもあった母が、志半ばで病に倒れ他界すると、ウンスは母親の唯一の血縁である叔父に引き取られる。そこで叔母のいびりに耐えながら、母親と自分の夢だった画家になるために、こつこつと貯金する。そのお金でパリに留学しようとした矢先、事件に巻き込まれ、チュ・ホテと出会う。

キム・ミンジョン（チュ・ホテ役）
３１歳、刑事。暴力団のような凄みのある刑事。単細胞で熱血漢。正義感のかたまりで曲がったことが大嫌い。考えるより先に行動してしまうので、損することが多い。動物的な本能と回転の速い頭脳を持ち合わせているが、好き嫌いがはっきりしていて、ストレートに表現するので敵が多い。 　 暴力団のヤン・ナクチョルを裁判に立たせれば、最大の暴力組織を空中分解させられるという確信と信念で組織を監視するホテ。ところがパク・クァンキの計略で、証人と同僚を失ってしまう。その後も一人で現場調査を行うホテは、カメラに映っていたウンスを見つけ、彼女を探し出そうと躍起になる。

パク・ウネ（ユン・ジヨン役）
２６歳。ウンスの高校の同級生、恋のライバル。 貧しい家庭に育つものの、出世欲が異常なほど強い。家からの援助を望めないと知ったジヨンは、自分の目的を果たすために、高校生の頃から自分の長所と強みを最大限に利用して稼ぎはじめる。自分の欲求を満たしてくれる男をひたすら探し求めるが、そんなある日、つき合っていたオジサンと一緒にいるところをウンスに見られてしまう。その時からウンスとは切っても切れない悪縁が続いていく。自分の理想の男ジェドゥを知り、ジェドゥの母親が所有する病院に就職までするが、ジェドゥはまったく関心を示さず・・・。

イ・ドンウク（チャン・ジェドゥ役）
２９歳。ずば抜けた腕を持つ医師。代々医師の家庭に育ったジェドゥ。医者になることは当然であり、自然なことだった。優秀な成績と能力が認められて、軍隊も国軍病院の軍医官を提議されるが、無医村であるハルドの保険医を志願する。ひたすら医療にだけ専念してきたので、医療以外のことにはまったく無頓着なジェドゥ。女も遊びも世間も知らない。 自分の魅力にも気づかず、ただ仕事にだけ没頭しているので、金と能力に目がない女の標的になりやすく、ジヨンに狙われる。

クォン・オジュン（パク・クァンギ役）
３２歳。暴力団のナンバー２。 刑務所を出入りするうちに知り合ったヤン・ナクチョルに忠誠を誓った後、組織のナンバー２となる。人は彼を卑劣だと言うが、後ろ盾もなく、学歴もない自分の野心を叶えるためにはこの方法しかなかったのだと自負する。すべては暴力で解決できると思っている。ヤンへの忠誠の証として殺人事件を起こすが、ウンスが目撃者として生きているために危険にさらされる。