あらすじ
ユリムはシンソン化粧品の向上で市場調査と販促活動をしている平社員だが、いつかはブランドマネージャーになって最高級の黒スーツに書類カバンを持って海外に進出し韓国の化粧品を世界に知らしめたいという夢を持っている、明るくて誠実な女性だ。 彼女にはジュンソプという恋人がいる。ジュンソプは同じ会社の基礎化粧品チーム所属の研究員をしている。将来のひらけた研究社員と末端社員の二人の関係は長くは続くまいという周囲の予測とは違い、日に日に充実してゆく。 ジュンソプはその才能を見抜いてのスカウトも、もっと勉強をしたいという希望も捨てて、ユリムと一緒にいるために、自分の時間を割いてまで、ブランドマネージャーになりたいというユリムの勉強を助ける。彼は現在担当しているプロジェクトが終わったら、彼女にプロポーズをするつもりでいる。 そしてついにユリムに待ちに待った機会が訪れる。本社勤務の辞令が出たのだった。ジュンソプと分かれたくない気持ちを隠そうと苦心するが、訪れた絶好の機会である本社勤務に浮かれてジュンソプの気持ちを汲み取れない。大きな夢を抱いて出勤した本社であったが、ユリムはそこでの疎外感や寂しさから本社勤務に適応できず、失敗を連発する始末だった。