TWO WEEKS
イ・ジュンギ主演のタイムリミット・サスペンス!
命の期限は2週間。僕は必ず、娘を助ける。
濡れ衣を着せられた男の絶体絶命、決死の逃亡劇。
イ・ジュンギ主演のタイムリミット・サスペンス!命の期限は2週間。僕は必ず、娘を助ける――。
濡れ衣を着せられた男の絶体絶命、決死の逃亡劇。
<日本初>※日本語字幕
■ 出演
イ・ジュンギ(『アラン使道伝』)、パク・ハソン(『ハイキック3』)、リュ・スヨン(『マイ・ラブリー・ブラザーズ』)、キム・ソヨン(『大風水』)、ソン・ジェリム(『太陽を抱く月』) ほか
■ 企画
コ・ドンソン
『私も、花!』『嵐の恋人』『僕の妻はスーパーウーマン』
『メリー&テグ恋のから騒ぎ』『恋するスパイ』など演出
■ 制作
イ・ジンソク
■ 脚本
ソ・ヒョンギョン
『いとしのソヨン』『私の期限は49日』『検事プリンセス』『華麗なる遺産』
『どれだけ好きなの』など執筆
■ 演出
ソン・ヒョンソク
『天使の選択』『個人の趣向』『よくできました』
『ラブ・トレジャー~夜になればわかること~』など演出
■ 演出
チェ・ジョンギュ
『馬医』
■ 報道資料
1.「大人の男」になって帰って来たイ・ジュンギの成長が眩しい
MBCの新水木ドラマ『2weeks』で、街のチンピラとして情けない人生を生きてきたチャン・テサンは、自分が8歳の娘の父親だという事実を知り、生まれて初めて自分の浅はかな人生に気づく。今まで煩わしさを避けて、卑屈に生きてきた彼にも、人生に真っ向から立ち向かうしかない時がやって来たのだ。彼は賭博場を転々としながら、ナイトクラブで女性客をたぶらかしたり、ボスの身代りになって2度も服役した功労で、なんとかやくざ者たちの間にへばりついているが、彼らにさえ無視される、最下層の人間だ。そんな彼が殺人の濡れ衣を着せられ、人生のどん底に放り込まれる直前に、一筋の光のように、娘の存在を知る。娘は彼の人生にとって唯一の縁(よすが)だった。だから、どうしても娘の所に行かなければならない。それが、彼が万難を排して逃亡しなければならない理由だ。
これほどの細かいストーリー構造と各人物の劇的な状況の設定に、初回から視線を反らせなくなった。そればかりではなく、白血病の娘の手術日まで残り2週間という短い時間は、ドラマに緊迫感を加えて没入度を高めた。
花の美少年からパパになった主人公のイ・ジュンギの姿が印象的だ。映画『王の男』で、女性より美しい男として評判になった彼は、どの作品でも美しい男の魅力を充分に見せつけてきた。そんな彼がいつのまにか俳優として成長して、父性愛に満ちた男として帰って来た。もじゃもじゃなヘアスタイルにぶらりぶらりとした足どり、生まれて初めて娘を見て当惑する眼差しや、背中を向けて臥せって、「心臓が何でこんなに痛いんだ」とつぶやきながら、涙をのみ込む彼の姿には「大人の男」に成長したイ・ジュンギが見える。
このように、1人の俳優の成長を持続的に見守れるということは、視聴者にも非常に嬉しいことだ。特に、構造のしっかりした作品を通じて、その俳優の真価が発揮される瞬間を共有できる視聴者は幸運という他はない。チャン・テサンが果たして2週間以内に娘の所に帰って来るのに成功して、まともな人生を送れるようになるのだろうか。
2.イ・ジュンギの変装術に注目
脱走2日目のチャン・テサンは、公開手配のポスターによって顔が知られると、人目を避けるため変装を巧みに利用する。逃走初日、彼は手配ポスターの黒い上着とTシャツ、黒いズボンを脱ぎ捨てて、独居老人の家で手に入れたミリタリージャケットに着替えて、登山中に道に迷った登山客に変装する。そして、「山で道に迷い一晩中歩き回ったので、腹ペコだ」と老人にお粥までごちそうになる。だが、村長が老人の家にやってきたので、チャン・テサンはその場から走り去って山に逃げ込む。真夜中の山中では警察の捜索が続き、自分を探す警察と対峙したテサンは、不意にムン・イルソクの手下のキム先生によって、ピンチに追い込まれる。かろうじて、凶器を避けて逃走したテサンは、警察の隊列のすき間を突いて山裾まで下り、そこにあった車のなかで、村の青年会のチョッキと赤い帽子を深く被り、バスに乗り込む。バスの運転手の前で、純朴な田舎の若者を装い、全く疑われずに集落まで下りてくることができた。そして彼は、父親を亡くして間もない母娘の家に侵入し、彼女たちを人質にして、再度変装する。死んだ父親のスーツと黒縁メガネを借用し、髪を七三に分けてサラリーマンに変身して、完全に別の人間になって、都心を歩き回った。行き詰った状況で繰り広げられるテサンの変装術もさることながら、視聴者は、変装した姿にぴったりの言葉使いと態度で、全く違う人物になって行動するイ・ジュンギの変幻自在の演技に感嘆している。
3.ニエル、たった3分出演して、俳優たちの愛を独占
イ・ジュンギがグループ、TEENTOPのニエルを絶賛した。5日の放送では、テサンが自分の濡れ衣を晴らせる証拠品のデジタルカメラを探し出し、状況の反転が予告された。特に放送の終盤に、中古のデジタルカメラを購入した匿名の大学生として、ニエルが出演した。この日のニエルはパープルカラーのヘアで登場して、書道の作業室のようなところで、テサンの電話を受ける。続いて、テサンと会ったニエルは、「前から動画が出ない。カメラの修理店で確認させることもできる」といいながら、デジタルカメラをちらつかせて、人を食った態度で、テサンを焦らした。我慢できずにテサンがニエルからデジタルカメラを奪い取って、「分かったよ」と金を渡すと、ニエルは金を数えながら、「良心はあるようだな」と言ってずる賢い笑いを浮かべ、テサンから金を巻き上げるための手段だったことをさらけ出した。ニエルの出演直後の6日午前、イ・ジュンギは自分のツイッターで、「ニエル君、遅い時間にも待ちくたびれずに、味のある演技を見せてくれてありがとう。NGなしでgood。ドラマに新しい楽しみを加えてくれた。アルバムいいですね。また会いましょう」というメッセージと共に、ニエルと撮った写真とサインアルバムを公開した。また、ニエルと同じグループのメンバーのチャンジョは、女優のパク・ハソンと一緒に写ったニエルの写真を自分のツイッターに公開して、「自分の方がもっとうまく演じられるが、それでも震えないでうまく演じたね~!グー。ハソン先輩の側から離れてくれ。ハソン先輩、本番放送見ました!ニエル最高」というメッセージで笑いを誘った。
(MBC公式HPより)
生きづらい世の中だ。そうとまでは言えないにしろ、人間として生まれ、各自に与えられた一生を生き抜くことは決して容易なことではない。立派に生きたいのに、身も心も平穏無事に暮らしたいのに、現実は満足より不満の方が多く、喜びよりは苦難がもっと多い。そんな時、私たちは息苦しい現実から逃げ出したくなる。だがもし、このみじめで、取るに足らない暮らしさえ失ってしまう立場に追い込まれるとしたらどうだろう。ここにそんな一人の男がいる。親兄弟も妻子もなく、人生に対する夢も、希望も、愛着も、意地もない。ひと言で、人生なんていうものが初めから存在しないような男、チャン・テサン。そんな彼が自分の分身を発見すると同時に、殺人の汚名を着せられる。その時から彼にとって、世の中の意味が変化する。このドラマはその男が逃亡しながら、必死で生きようとし始めるドラマだ。ある者たちがなぜ主人公に濡れ衣を被せ、主人公はどのようにその濡れ衣を晴らすかが物語の焦点ではなく、彼がなぜそんなにも必死に彼らの追跡から逃れて、生きる意味を探していくのかを描くドラマだ。人間は何のために生きるのか問い直してみようと思う。
出演 : イ・ジュンギ、パク・ハソンほか
提供元 : ⓒ2013 MBC
話数 : 全16話
韓国放送日 : 2013年08月07日
KNTV初放送 : 2013年12月27日
登場人物
チャン・テサン役(32歳):イ・ジュンギ
永登浦の路地裏の質屋「ダバダ」の支配人で、「ムン・イルソク」組織の組員。支配人とは名ばかりで、質屋の経営権を持っている後輩に使われている情けない下っ端。見た目ばかりにこだわり、のらりくらりと図太く振舞っているが、情にもろく、涙もろいお人好し。
8年前に恋人のインヘと別れて、人生との縁も切ってしまった。釜山で父親の顔も知らずに生まれ、母親と2人暮らしだったが、8歳の時、母親が動脈を切って自殺した現場を見てしまった。父親は彼が生まれる前に彼を捨て、母親は自殺で彼を捨てた。その絶望と孤独と怒りを、養育院時代から拳で憂さ晴らしし、自然の流れで暴力団員になり、インヘに出会ってからは、彼女の愛情によって閉ざされていた心が開いたのだったが。
自分の暴行罪を身代りに被って服役しなければインヘを殺すと、ムン・イルソクに脅され、仕方なく無理やりに彼女を産婦人科に連れて行って、堕胎を強要した。自分が母親の足かせだったから、そうすることがインヘの幸せだと考えてのことだった。そうすれば、インヘは自分との縁を断ち切って、予定通りに両親と一緒に移民して、そのうちに幸せになるだろうと信じた。だが、8年ぶりにインヘが訪ねてきて、骨髄検査をしてほしいと言う。あの時、手術を受けずに1人で産んで育てた娘が白血病だと、とんでもない話をする。天涯孤独だと思っていたのに、子供がいたなんて、寝耳に水だ。8年前にインヘが産んだ子が、白血病で死の瀬戸際にいるという。さらにあきれたことに、自分の骨髄が子供と適合して、子供を助けることができるという。罪の意識と一緒に胸苦しい感動が押し寄せる。今度は、自分が娘を助けることができる。奇跡のような結果に喜んで、手術の日を決めたのに、オ・ミスク殺害の犯人として逮捕される。濡れ衣だと主張しても、指紋検査からアリバイまで彼が犯人であることを示している。殺人の汚名の衝撃もしばし、娘の手術が頭を占める。一度は自分が殺した娘、だが我が子として生まれてきた娘、スジンの手術はどうすればいいのか。
ソ・インヘ役(30歳):パク・ハソン
テサンの元恋人。昔は清純可憐で明るい女性だった。大学生と暴力団員だったが、深く激しく愛し合った。平凡で和やかな家庭で素直に育った、純粋で一途な性格。暗い影のあるテサンの素直さを、彼女特有の純粋さで見つけ出して、気持ちを包み隠していたテサンに近づき、迷わず付き合い始めた。天涯孤独の彼をかばい愛してスジンを妊娠するや、両親の反対を振り切って、2人だけの将来まで計画して約束した。だが、突然テサンが妊娠中の彼女を捨てた。なぜ彼がたった2日の間に彼女を邪険に捨てて、姿を消したのか理由もわからないまま、家族と離れて上京し、未婚の母の家で、1人でスジンを産んで育てた。テサンに裏切られたせいで男性不信に陥っていた彼女に、粘り強く係わってくるスンウにようやく心を開いて、結婚を決意した。
テサンを許せなかった彼女は、娘のスジンにはパパは死んだと言っていたが、スジンの白血病が再発し、どこにもスジンと適合する骨髄が見つからないと、藁にもすがる思いで仕方なく、テサンを訪ねる。昔とはすっかり変わったテサンに愕然とするが、幸いにもスジンと骨髄が適合する。スジンの命を救えればそれで十分だと納得した。だが、間もなく逃走した殺人犯を手配中とのニュースにテサンが出て来る。不安で胸が避けそうだ。一体、スジンはどうなるのか。
パク・ジェギョン役(27歳):キム・ソヨン
南部地検刑事1部の検事。法学部卒業と同時に、司法試験に一発合格。検察庁内では複雑な事件は任せてもらえない駄目な刑事として有名。複雑な事件を担当すると、くだらない些少な手がかりまで掘り返して時間ばかり浪費するので、簡単な事件ばかりが割り当てられる。捜査官のミンスが揶揄(やゆ)しても、ハン部長が面と向かって非難しても、へらへら笑って柳に風と受け流すので、「間抜け人間」と陰口される。容姿も言葉使いも態度も全く女っぽくなくて、如何なる状況下でも興奮することはなく、もっともらしくお茶を濁し、腹の底に何があるのか推測不可能なキャラに見える。
そんな彼女の腹の内は、チョ・ソヒとムン・イルソクに対する怒りで充満している。高3の時、再開発された商店街のテナントだった父が、ムン・イルソクに刃物で刺されるのを目撃した。彼女のロールモデルで元国会議員だった弁護士のチョ・ソヒに助力を要請しに行って、ムン・イルソクとチョ・ソヒのコネクションを目撃し、失語症にかかるほど衝撃を受ける。だがさらに、チャン・テサンが犯人として自首して、ムン・イルソクの代わりに服役し、ムン・イルソクとチョ・ソヒは大実業家と有能な政治家としての地位を固めていき、父はその衝撃で数年患って亡くなる。
無念で怒りを抑えられなかったが、その怒りが彼女を生かした。必ず、彼らを検挙して、彼らの醜悪な裏面を全て暴露すると決心した。チョ・ソヒのような法曹人になりたくて、法学部を夢見た彼女だが、ムン・イルソクとチョ・ソヒを捕まえるために検事になる。
研修院時代からしつこく彼らの後を追い回ったが、心証はあっても明確な証拠がつかめなかった。如何なる痕跡も残さず、完璧に関係を持続する彼らを捕まえるために、自分になついていたミスクがスパイになると言う。危険と知りながら彼女を投入したのだが、ミスクは無残に殺害される。ムン・イルソクの犬のように、命じられるままに動くチャン・テサンが、ムン・イルソクとチョ・ソヒのコネクションの証拠が納められたデジタルカメラを持って逃げた。テサンを捕まえて、デジカメを取り返せば、宿怨の2人を検挙できる。彼女は必死でチャン・テサンを追いかける。
イム・スンウ役(34歳):リュ・スヨン
インヘのフィアンセ。強力班の刑事。警察官一家出身で犯人検挙率1位。理知的でタフ。
自分の判断を徹底的に信じ、意志が固く負けず嫌いな勝負師。刑事になりたくて、医学部に1年通った後、警察大学に再入学した。当然所有欲も強い。犯人を追う時は、エサを追いかけるライオンのように大胆で動物的に動くが、実生活では刑事らしくなく、ユーモアのある紳士だ。犯罪を犯す人間というものが存在すると信じる。犯罪の道に踏み込んだ人間は生まれに問題があるとし、テサンを単なる殺人犯と断定する。
1人でスジンを育てながら苦闘するインヘと出会って、彼女の事情を知って助けてやっているうちに愛情が芽生えた。長い間の努力の甲斐あって、ようやく彼女の心をほぐして結婚を約束した。言い出したら断固として押し通す特有の性格で、保守的な家の反対を押し切った。一方では厳しい条件下にある女性を愛で包んでやったという満足感もある。
脱走犯のチャン・テサン事件を割り当てられて、やる気満々だ。一時期、雑魚ばかりを追いかけ回して退屈だったが、久々にやる気にさせてくれる犯人が現れた。だが、その脱走犯はインヘの昔の恋人だという。嫉妬と勝負欲が判断を狂わせる。テサンが生きてきた人生を覗き見るにつけ、呆れるばかりだ。こんな虫けらのような男をインヘが愛していたというのがショックだし、娘のようにかわいがっていたスジンにあんな男の血が流れているという事実に腹が立つ。何よりもまともに生きてきた自分の人生に汚水が飛び散ったような気分だ。あいつを捕まえてインヘと自分の人生から永遠に隔離したい。その時から、彼は刑事としてテサンを追跡しない。
チョ・ソヒ役(50代中盤):キム・ヘオク
釜山出身で、当選3回の与党の国会議員。韓国のマザーテレサと呼ばれる人気政治家だが、実際は暴力団出身のムン・イルソクと結託して、巨額の金を集めている貪欲の化身だ。徹底した緻密な性格のため、誰にも尻尾をつかまれなかったが、自分の全てが発覚する証拠が、パク・ジェギョンが仕掛けた罠にかかって、最大の危機に直面する。
ムン・イルソク役(40代後半):チョ・ミンギ
釜山の組織暴力団出身だが、現在は大きな事業体を運用している。本性は冷たく残忍だ。目障りな存在は、芽を摘み取るのではなく根絶やしにするのが彼の流儀。国会議員のチョ・ソヒと手を組んで、金と権力の結託がもたらす相乗効果を存分に味わっている。大事を前に、愚かなテサンに殺人罪を被せたが、テサンのせいで毎日気の休まる暇がない。