グッバイ・ソロ

危うい恋と歪んだ青春群像劇

危うい恋と歪んだ青春群像劇

放送日
放送は終了しました

視聴方法

■脚本

ノ・ヒギョン(『愛の群像』『花より美しい』『バカみたいな愛』)
ペ・ヨンジュン主演の「愛の群像」はあまりにも有名だがその脚本を担当したのがノ・ヒギョンだ。しかし、本国、韓国での人気は「愛の群像」だけに留まらない。「嘘」「バカみたいな愛」のファン層がノ・ヒギョンを支えているのだ。本作「グッバイ・ソロ」は1年前から演出家と打合せをして仕上げた作品だ。ヒギョンの作品には人間模様が絡み合い、その絡まった糸を一つ一つ丁寧に紐解いていくとともに人間の温かさと刹那を描いていく。その中に登場するセリフのひとつひとつがときには激しく、また、優しい。そのヒギョン・ワールドに数多くのファンが酔いしれている。作家として固定ファンを確立してい数少ないうちの一人である。本作の制作発表では、「自分を理解してくれる人がたった一人でもいれば成功だというメッセージを込めたかった」と発言をし、作品に強い意欲を示している。また、この「グッバイ・ソロ」ではキム・ミニがどうしてもこの役を演じたいと、熱烈アピール。5回、ヒギョンは断ったが、熱意に負けて出演を承諾。快心の出来であったとキム・ミニを認めたという。


■話題

2005年10月31日に朝鮮日報で大きく取り上げられた「グッバイ・ソロ」の主役抜擢のニュースは2003年に「正しく生きろ!」でファンを確立させ、「ファッション70's」でその人気に拍車をかけることになったチョン・ジョンミョンにとっては絶妙のタイミングに大きなチャンスを手に入れた当初、「脚本家のノ・ヒギョンの作品」で話題になった本作だったがヒギョンが描いた優しくも切ないキム・ミノ役を見事に熱演。エピソードが終盤になるにつれ、ジョンミョンの人気は確固たる地位を築き上げ、今や次世代スターの筆頭株とも言われている。また、登場人物の過去が明かされて行くとともにじわじわと心に染みわたるセリフまわしと胸に迫る展開には定評があり、作家にして固定ファンを築いている数少ないスター作家ノ・ヒギョン。この二人の豪華共演によって初回の視聴率は20%にも上り、好調な出足を切った。 2006年3月2日視聴率調査会社TNSメディアコリアによると、1日に放送開始した「グッバイ ソロ」は全国視聴率20.1%を記録した、と発表。内容においても視聴者の好評が相次いだ。ソフトなイメージから脱却したイ・ジェリョンのチンピラ演技とその恋人役のキム・ミニの一層成熟した演技が視聴者達の関心を引いた。

出演 : チョン・ジョンミョン、ユン・ソイほか
提供元 : KBS
話数 : 全16話
韓国放送日 : 2006年03月01日
KNTV初放送 : 2007年12月10日

あらすじ

母の不倫によって生まれたミンホ(チョン・ジョンミョン)は、家を出てバーテンをしている。ミンホは高校の同級生ミリ(キム・ミニ)を好きだと公言しているが密かに親友ジアン(イ・ハン)の彼女スヒを想っていた。ミリはそれを見抜いて二人をくっつけようとするが、ミンホはスヒへの想いを認めようとしない。ミリはチンピラのホチョル(イ・ジェリョン)と付き合っているが、本気になりかけているミリに対し、ホチョルはクールになれと彼女の想いを交わしている。そんなある日、ミンホはジアンに頼まれてスヒの済州島出張に同行することになる。偶然、スヒが男を何度も変える母親のために泣いているのを見たミンホは、気持ちを抑えきれずにキスをしてしまう。この日以来、スヒはミンホを愛してしまうがミンホはスヒを心から愛するジアンのことを考えると本音を隠すしかない。実はミンホはジアンに遠慮しなければならないある事情を隠していたのだ。一方、ミリを愛しながらも結婚を避け続けるホチョルも大きな秘密を隠していた。そんな時、ミリが妊娠して・・・・・。

登場人物

チョン・ジョンミョン(キム・ミンホ役) 
カフェスカイの従業員。

ミリとは高校の同級生。ミリが彼の初恋の人でもある。いたずら好きで遊ぶのが好きでおしゃべりでほらふき、見掛はちんぴらだが胸の中にはこれ以上ないぐらい純情も人に対する限りない憐愍もある。建築業を営む父、医者の兄、若い女の子顔負けに美しい母親が堂堂と同じソウルの空の下住んでいるが家を出てもう三年。人には夢があって家を出て暮すと言うが彼には家に帰ることができない多くの理由がある。本当に愛する家族を置いて家を出た日、彼は自分がクールだと思った。懦弱に傷ついたりなんかしないと思った。ところがスヒを愛しながら…。

ユン・ソイ(チョン・スヒ役)
ジアンの彼女、設置美術家。

自分は冷情で理知的だと思うがミリには彼女は熱情的で愛には鈍い女の子に見える。幼い頃から彼女はおとなしくてきれいな女になりたかった。小さいけれどよく手入れされた庭のある家で息子と娘2人生んで、夫は朝出勤して夕方に帰ってくる会社員ならちょうど良いと思った。あまりにも熱情的な母親を見て、熱情は毒なのを全身で習得したようだったが、彼女はミンホに惹かれそんな心を止める方法がなかった。母に絶えず裏切られて、裏切ってはいけないと思ったがミンホのせいでジアンを裏切ることになるか彼女は不安だった。しかし彼女が不安に思っても、彼女が拒否しても、愛は止まらない。

キム・ミニ(ミリ役)
ミンホの高校の同級生であると同時に初恋の人。カフェスカイの雇われ社長。たまにスヒの作品のモデルにもなる。性格は明るく熱くまっすぐで気さくな性格。まじめ父、暖かい母、年の差のある姉の下で愛もたくさん受けてわがままに育った。彼女はホチョルがほんとに好きだ。人は恐ろしいやくざだと震えるが、彼女は彼が可愛くて頼もしくて心配だ。彼女は彼に何も聞かない。ただ会いたければ会って、行きたければ行きなさいというホチョルの言葉を徹底的に守るだけだ。愛しているから彼に嫌われないよう努力した。愛はボールのように恐れることなく飛び跳ね彼女を瞬間瞬間石のように重く沈める。

イ・ジェリョン(ホチョル役)
やくざ。

体は小さいけれど度胸一つで若い頃は裏通りで活躍した。若い頃はやくざ仲間と乱暴な行動をするのが楽しくもあったし男らしいと思ったこともあるが、このごろはどうせ一度の人生なのにこれまで自分が何をしていたのかとしきりに後悔され物悲しい心に夜もよく眠れない。彼がミリに会ったのはただ楽しみからだった。小雨に服が濡れるからと、ただご飯を一緒に食べて、女を思い出した時一緒に寝たのが全部。腹を立てている時でも、すねて背を向けて座っている時でもホチョルにはミリがかわいかった。ミリを愛すれば愛するほどやくざの仕事が彼に堪えることができない恐怖となった。

ペ・ジョンオク(オ・ヨンスク役)
一名、オ女史。

スカイの常連であり、ミリと同じオフィステルで暮らしている。

度が過ぎるほど、派手で贅沢者。

ナ・ムニ(ミヨンのおばあちゃん役)
カフェスカイの近所にある食堂のおばちゃん。

ミノの下宿先のおばちゃんでもあり、言葉を話すことができない。

イハン(ユ・ジアン役)
スヒのボーイフレンド。

ミノの友達で、今は、ミノの家で暮らしている。

ミノのお父さんに面倒を見てもらい、ミノの父の会社で働いている。

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