あらすじ
恋に悩む女子大生・ジヘは、ある日家の中で古ぼけた小さな木箱を見つける。入っていたのは、母ジュヒが時おり読み返しては涙していた、35年前の手紙と一冊の日記帳。だが母が亡き父と交換していたと思っていた、その何通もの手紙には、父の親友である男性との秘められた初恋が綴られていた。日記には、初めて知る恋に心躍らせる、娘の知らない母の姿が。しかしそれは、身分の違いや時代の波に翻弄され、ある事件をきっかけに引き裂かれていく二人の、悲しみのラブレターへとかわっていく。叶わなかった初恋の痕跡・・・やがてそこに残された真実は・・・