君はどの星から来たの
キム・レウォン、チョン・リョウォン主演
初めての短編映画が世界的な映画祭で入賞し、チェ・スンヒ(キム・レウォン)は、映画監督として華々しくデビューするが、恋人ヘスを交通事故で失ってからの3年間は失意の日々だった。そんなある日、ロケハンで訪れた村で、スンヒはヘスとウリ二つの容姿を持った女性と出会う…。
純朴さ、率直さ、見返りを求めぬ分かち合い、人間に対する信頼など、現代人が懐かしく思ったり忘れてしまった情緒を全て持ち合わせる少女と、彼女によって純化されていく登場人物を通じ、人生に希望とカタルシスを提供する。環境とウェル・ビーイングが重要なキーワードとして登場する現代、江原道の美しい自然を背景に描かれる春の日差しのような物語は、目頭の熱くなるような思いと郷愁に包まれている。
出演 : キム・レウォン、チョン・リョウォンほか
提供元 : DENTSU INC.
話数 : 全16話
韓国放送日 : 2006年03月13日
KNTV初放送 : 2008年04月07日
登場人物
キム・レウォン(チェ・スンヒ役)
シナリオ・ライター兼、映画監督。小学校の頃、オーストラリアに移住。シドニーで映画演出を専攻した。初めての短編映画が世界映画祭で入賞、周囲の注目を集め、将来を期待される有望株として躍り出た。だが、帰国後制作した初めての長編映画が失敗、評論家の酷評を受け、その渦中に恋人を失う。彼の運転していた車がトラックと衝突、彼は生き残り恋人が命を落としたのだった。彼女の死後、一切の仕事を辞め、家に閉じこもって2年になる。
チョン・リョウォン(キム・ボクシル役)
江原道 太白山脈のふもとにある奥深い山里、人口30人にも満たない小さな山村に暮らす娘。 一番近い町に出ようにも、車で2時間は山道を下らなければならないほどの山里である。春は山菜と薬草を採り、夏はジャガイモ畑の手入れ、秋はマツタケ狩りに忙しい彼女、春夏秋冬…日課が判を押したように決まっている。冬が過ぎれば春が来て、朝日が昇ればすぐに日が落ちる。来年も再来年も、多分全てが同じであろう。ひたすら、黒ヤギとジャガイモ畑を増やすことに、人生の夢と希望を託して生きている。
カン・ジョンファ(ユン・ミヒョン役)
イ会長の孫娘。ボクシルのいとこ。オーストラリアで作曲を専攻、修士学位まで取得。医師の父と早くからオーストラリアに移住し、高校、大学をオーストラリアで終えた。留学に来たいとこのへスと実の姉妹以上に仲良く過ごした。だが、ヘスとヘスの恋人スンヒ、そしてミヒョンの、3人での付き合いが始まり、知らずしらずスンヒに思いを寄せるようになった。そんなある日、急な事故でヘスが死に、それからはスンヒに近づくことが出来なくなった。ヘスの死後、ミヨンは自分を責め続けた。
パク・シフ(ハン・ジョンフン役)
スンヒの高校の先輩。由緒正しい出版社 “ヘムンガク”の設立者は彼の祖父。祖父から父親、息子の三代に渡って受け継がれた会社は、いつしか、ライブやCDの企画、広告や映画制作にまで事業を拡張し、堅実な優良企業に成長した。 1年前、脳出血で死んだ父から会社を受け継ぎ、代表となった。両親の徹底した教育のお陰で、謙虚さと礼儀正しさ、思慮深さを身につけた。外柔内剛の典型的人物。だが、実は目標に対する執念と勝負度胸は並外れている。