ドラマの帝王
放送業界の裏側が丸わかり!!
2つのライバル制作会社が放送の編成を巡って熾烈な争いを繰り広げる。
放送業界の裏側が丸わかり!!
2つのライバル制作会社が放送の編成を巡って熾烈な争いを繰り広げる。
<アンコール>※日本語字幕
■ 出演
キム・ミョンミン(『ベートーベン・ウイルス』)、チェ・シウォン(『ポセイドン』)、チョン・リョウォン(『幻の王女チャミョンゴ』) ほか
■ 演出
ホン・ソンチャン
『2004 人間市場』『スマイル・アゲイン』『愛するのにいい日』『嫁とお嫁様』
『美男〈イケメン〉ですね』『笑ってお母さん』『ドラマの帝王』
■ 脚本
チャン・ハンジュン
ドラマ - 『危機一髪豊年ヴィラ』『サイン』『ドラマの帝王』
映画 - 『ライターをつけろ』『吹けよ春風』
■ 脚本
イ・ジヒョ
『ドラマの帝王』
■ 報道資料
1. 『ドラマの帝王』に出演中のチェ・シウォンの彫刻のようなルックスが、ドラマへの期待度を高めた。物静かで憂愁を帯びたイメージで、アジアを席巻するトップスターだが、実像は浅はかな単細胞の韓流スター、カン・ヒョンミンに扮している。公開された撮影場の写真でも、韓流貴公子然としたルックスが際立った。外貌にそぐわない性格のキャラクターを演じることになった彼は、このドラマを通して新たな魅力を発揮してくれそうだ。自分の出番がない日にも撮影現場を訪れて、役作りに専念しているそうだ。関係者は、「厚顔無恥であきれたカン・ヒョンミンに100%憑依している」と称賛を惜しまない。
2. 『ドラマの帝王』の撮影のために、3泊4日で日本を訪れていたキム・ミョンミンとチョン・リョウォンが、「短期間のロケだったが、見ごたえあるシーンを撮影できた」と自信をのぞかせた。特に、福岡でのヨット撮影について、「美しい写真集の1ページのようだった。」と語った。今回の日本ロケは、ドラマの外注制作社の代表と新人作家が、在日同胞の実業家にドラマへの投資を持ちかけるため、訪日して体験するエピソードを撮影するためだった。日本ロケを終えたキム・ミョンミンは、「時間に追われたスケジュールの中で、睡眠も十分とれなかったが、無事に必要な分量のシーンを撮影できて幸いだ。思い出に残る楽しいロケだった。よい作品にしようと努力しているので期待と応援をお願いしたい」と所感を述べた。
『ドラマの帝王』は金と名誉と成功のためなら妥協を厭わないドラマ制作社代表と、ドラマは人間愛だという新人作家、さらに自分なりの世界観がはっきりしている韓流スターと、制作資金を出す在日同胞が繰り広げるドラマ制作記を描いたコメディだ。
■ 人物相関図料
ドラマ王国と呼ばれる韓国!我欲のためならすべてを投げ打つ、卑劣で大嘘つきと悪名高いドラマ制作者の代表、ドラマは人間愛だと息巻く新人作家、生意気な青二才の人気俳優、そして、このドラマの投資者で、末期の胃癌患者である日本の資産家。彼らがその熾烈な制作現場で、それぞれの思惑を胸に出会うべくして出会ってしまった。ドラマよりドラマチックで、低俗ドラマよりもっと低俗な彼らのコミカルなドラマ制作記。テレビ画面には映し出されない制作に携(たずさ)わる者たちを、少し斜めのアングルから見つめて描き、予想外の反転と日々の憂さを晴らしてくれる面白さで感動を生み出す。
出演 : キム・ミョンミン、チェ・シウォン、チョン・リョウォンほか
提供元 : SBS
話数 : 全18話
韓国放送日 : 2012年11月05日
KNTV初放送 : 2013年06月02日
登場人物
ハン・ガンウク役(36歳)/ホ・ジュンソク
ワールドプロダクション企画室長。
ペ・グァンス役(20代)/パク・ギュソン
カン・ヒョンミンのロードマネージャー。
チェ・ドヒョン役(40代)/オ・ヒョンス
KHエンターテインメント代表。
アキコ役(21歳)/ミナ
ワタナベ夫人。
パク・ガンジャ役(50代)/ソン・ビョンスク
イ・ゴウンの母親。
ユン・ビンナ役(24歳)/チェ・スウン
歌手。カン・ヒョンミンの恋人。
ガールズグループ、エンジェルシックスのメンバー。女優になるのが夢だが、鋸(のこぎり)の目立てのような金切り声に、台本暗記力は小学生以下。『京城の朝』にキャスティングされたものの、彼女の大根演技のせいで視聴率が低下したために、アンソニーによってドラマを降板させられ、カン・ミョンミンとも別れる。
チェグク会長役(60代)/パク・グニョン
チェグクプロダクション会長で、他にもいくつか系列会社を所有する冷徹な経営者。
パクPD役(27歳)/イ・ヘウン
チェグクプロダクション制作PD。
ホン監督役(43歳)/チャン・ウォニョン
チェグクプロダクション監督。
ホ・サンム役(30代)/キム・ギョンボム
チェグクプロダクション常務。
チョン・ホンジュ役(40代)/ソ・ジュヒ
チェグクプロダクション所属の売れっ子作家で、イ・ゴウンの補助作家時代の師匠。
自分のドラマの最終回がゴウンの手で修正されたことに激怒して、彼女をドラマ界から追い出した。後になって、アンソニーのうそに騙されて台本を修正したと知って、彼女を応援する。
ク・ヒジェ役(25歳)/ユン・ヨンジン
ワールドプロダクション制作部の下っ端。
パク・ソッキョン役(34歳)/パク・サンフン
ワールドプロダクション財務チーム長。
アンソニー・キム役(39歳)/キム・ミョンミン
ドラマ外注制作社界の天才経営者。
見た目は長身でダンディな毒舌王。理屈の通った毒舌に周囲も返す言葉を失う。英語、日本語、中国語を流暢にこなす国際派で、水準の低いドラマは許せても、金にならないドラマは我慢がならない。金の亡者で、口さえ開けば毒舌を吐く彼を憎めないのは百戦錬磨の強者(つわもの)だからだ。「作品のためなら父親さえも切り捨てる」をモットーに成功を手にして、悪名をほしいままにしながら帝王の座にのし上がった。だが、ドラマは人間愛だと叫ぶゴウンを人間愛で大目に見てやって、心まで奪われてしまう。
チュ・ドンソク役(30歳)/ソ・ドンウォン
チェグクプロダクション時代のアンソニーのドライバー。
アンソニーについて退職してワールドプロダクションの制作PDになった、アンソニーの信奉者。
ムン・サンイル役(60歳)/ユン・ジュサン
S放送局ドラマ局の前局長。
芸能界の金銭ロビー疑惑で局長の座を降りた。検察に送致され、懲役を宣告される。
イ・ソンジョ役(45歳)/キム・スンファン
S放送局ドラマ局チーフプロデューサー。
『京城の朝』担当CPで、自分の将来のため局長と副局長にへつらう。
パク副局長役(56歳)/チョン・ハノン
S放送局ドラマ局副局長。
後輩の信頼が厚い。先輩でライバルのキム副局長に局長の座を奪われ憤慨する。
キム副局長役(59歳)/ソン・ミニョン
S放送局ドラマ局副局長。
人生の目標はドラマ局長。ムン局長が芸能界の金銭ロビー疑惑で検察に起訴され、次期局長は当然自分だと期待したが、夢は挫折した。オ代表と手を組んで、放送局内の派閥の力で再び局長の座を狙う彼もまた、心底ドラマを愛する人間だ。
ナム・ウニョン役(47歳)/クォン・ヘヒョ
S放送ドラマ局のチーフプロデューサー。
当たるドラマを見抜く眼力があり、斬新な企画力で勝負に出る有能なスタープロデューサー。組織内の派閥には無関心で、正論を吐くので上から煙たがられることもある。アンソニーが成し遂げた興行不敗神話は認めるが、彼のやり方には納得していない。金で全てを解決しようとするアンソニーのような人間をドラマ界から追放せねばならないと考える。
ワタナベ役(60代)/チョン・ムソン
在日同胞の実業家で、篤実な資産家の風貌が魅力。
末期の胃癌と診断されていて、最期の望みは日本による占領時代の不幸な歴史的騒乱の中での1人の男の熾烈な一代記が韓国でドラマ化されることだ。アンソニーを通して、イ・ゴウンの作品である『京城の朝』を読んで感動し、百億元の資金を出すことにする。
ソン・ミナ役(29歳)/オ・ジウン
チェグクプロダクション所属のトップスター女優。
新人時代、作品に没入するため、アンソニーに誘惑されて捨てられた辛い過去の持ち主だが、ドラマのヒットにより演技派女優として認められた。彼女の弱点は悪い男に弱いということで、彼女にとってアンソニーは弁慶の泣き所のような存在。つき合った女性はソン・ミナだけだというアンソニーの見え透いたうそと魅力に勝てず、結局『京城の朝』のヒロインとして出演することになる。
オ・ジンワン役(34歳)/チョン・マンシク
アンソニー・キムが代表を務めるチェグクプロダクションの常務。
世間の誰もが羨む億代年俸者だが、入社後7年間、冷血なボスの下で後始末に追われた不遇の第二人者。高級セダンに運転手つきの待遇を受けている重役でありながら、プロダクション内での地位はアンソニーのドアマンに過ぎない。じっと耐えて奉公してきたが、アンソニーがいなければトップに立てると考えている。百億代の日本の投資をアンソニーに奪われ、宿命のライバルとなる。
カン・ヒョンミン役(32歳-公表27歳)/チェ・シウォン
韓流スター。
知的で洗練されたイメージで人気を欲しいままにするなか、日本からの投資を受けた『京城の朝』によって、さらなる飛躍を目論む。対外的なイメージとは裏腹に、アンソニー以上に生意気で単純無知。恋にも簡単に燃え上がってはすぐに冷める。アンソニーとオ・ジンワンに挟まれて右往左往しながら、新人作家のイ・ゴウンの努力と気遣いで、『京城の朝』への出演を決心する。だが、優柔不断な性格の上に、妥協を知らない傲慢さでドラマの内容に口を出し始めて滅茶苦茶にしてしまう。
イ・ゴウン役(27歳)/チョン・リョウォン
ドラマ『優雅な復讐』の補助作家。
飾り気がなく、明るい笑顔の持ち主。釜山の平凡な家庭に生まれ両親に愛されながら育った。7歳の時、父を不慮の事故で亡くし、唯一の財産だった船を売って母と共に上京し、定食屋を手伝いながらあらゆる苦労を経験した。店にある粗末なテレビでドラマを見ながら疲れを癒し、ドラマ作家になりたいと思い始める。5年間、根性と執念でベストセラー作家の補助作家として黙々と仕事をしていたが、20年間独学で培ってきた習作の産物である、『京城の朝』をドラマ化してやるというアンソニーの誘いに乗ってから、人生がもつれ始める。