仮想の放送局を背景に、サラリーマンたちの人生と哀歓を描いたシットコム

登場人物

キム・イェウォン役／キム・イェウォン
ギョンピョとビリを争う女高生。シワンに夢中。父親が精肉店をしているので、好きな人には最高級の韓牛を部位別にプレゼントしたりする。

Simon D役／Simon D
ジョンウが経営するパスタ屋の従業員。典型的な釜山男で、マッチョな根性を持っているが、日和見的でもある。放送局近くの店で働きながら、放送関係者にスカウトされてラッパーになるという夢を持っている。

キム・ギョンピョ役／コ・ギョンピョ
スヒョンの弟。正しい状況把握が不得手な劣等高校生。姉にしごかれて育ち、彼女に絶対服従する小間使い。Simon Dとイェウォンと合わせて、お馬鹿トリオと呼ばれている。

キム・ヨヌ役／キム・ヨヌ
TV11の『時事の女王』の独身作家。才能のある優秀な後輩たちの追随に危機を感じている。実力より状況判断とお世辞で切り抜けきた。ごますりが必要なときは何でも出てくる「お世辞鞄」はミステリアスな存在。

パク・ジュングム役／パク・ジュングム
TV11の看板アナ。放送史上最長寿トークショー『時事の女王』のMCを初回から務めている。女性リーダーや女子大生が真似たいロールモデルのアンケート調査では、常に１位にランクする有名人。優雅でシックなイメージに反して、性急で堪え性(こらえしょう)がない。

リュ・ジョンウ役／チェ・ジョンウ
ジネンとギウの父親。自力で身を立て、言葉より拳骨(げんこつ)が先に飛び出す頑固者。自分のやりたいように行動し、冷蔵庫にはサプリメントや健康食がぎっしり。役職に就くのが好きで、あちこちの集まりの名誉役員を務めている。アナウンサーであるジネンの知名度を利用して、政界に打って出ようとしたが、ジネンの予想外の結婚騒動のため、政治家の夢は霧散した。ジネンが連れてきたシワンを目の敵にして、事あるごとにいじめる。

イム・シワン役／イム・シワン
歌にダンスにバイオリンまでこなす、アイドル顔負けのイケメン高校生。当然のごとく女高生に大モテだが、本人は全く無関心。小さい時、釜山で育ったので、怒ると釜山訛りが飛び出す。ジネンと結婚するはずだった母親が交通事故で亡くなった後、チムジルバンを転々としていたが、ジネンの家に迎えられて同居しているが馴染めず気まずい。生活費代わりにジョンウの店で働いている。

チョン・ソミン役／チョン・ソミン
絶滅危惧種の田舎娘。ジョンウのパスタ店のアルバイトで、スヒョンとギョンピョの家に間借りしている。虫や害虫は素手で捕まえられるし、食べ物に好き嫌いもない。他人をすぐ信用して騙されやすい。夢をかなえるため留学費用の１億元を貯めていて金銭に細かく、貯めた金は靴に隠している。

キム・スヒョン役／キム・スヒョン
TV11の芸能局PDで、『時事の女王』担当PD。キュートな風貌とは裏腹な単刀直入でストレートな話し方は好感が持てる。考えて行動するというより、行動してから考える軽率な面がある。両親はアメリカにおり、弟のギョンピョと一緒にジネン家の向かいに住んでいる。大学の先輩のジネンに密かに思いを寄せてきた。

ハ・ソクジン役／ハ・ソクジン
TV11の看板アナで、『時事の女王』の男性MC。立派な経歴に完璧な番組進行力、加えてルックスにマッスルまで備えた完全無欠のアナウンサー。入社初期から人気アナに浮上して、誰からも羨望の眼差(まなざ)しで見られている。自己管理マニュアルを作り、その通りに実行してきた。「スパイ説」、「宇宙人説」、「財閥家の庶子説」が噂されるほど、過去については不明だ。

リュ・ギウ役／イ・ギウ
ジネンの弟でTV11の新入り芸能PD。兄がサブMCを務める『時事の女王』の助演出。万事楽天的で気楽な性格で、いけずうずうしく冗談が得意。酒は飲まず、牛乳が大好きで水のように飲む。先輩のスヒョンをうまく扇動して行動隊長に祭り上げ、自分はすっと身をかわして彼女を窮地に追い込んで面白がったりする。

リュ・ジネン役／リュ・ジン

TV11のアナウンサー。
入社したての頃、とんでもないミスを連発して無能力の象徴になってしまった。現在はジュングムが担当している、『時事の女王』が唯一の担当レギュラー番組。せめてこの番組だけででも成功したいが、ジュングムにも白眼視されている。病的なまでの潔癖症で、心配性な小心者。父親の反対を顧みず、結婚しようとした女性は死亡し、彼女の息子であるシワンを引き取って同居しているが気まずい。そればかりかシワンを快く思わない父親のジョンウとシワンの間に挟まれて一層肩身が狭い。