華麗なる時代

愛と兄弟愛を描いた長編ドラマ

愛と兄弟愛を描いた長編ドラマ

放送日
放送は終了しました

視聴方法

■方向性

「郷愁に満ちたドラマ」

世知辛い現実の中で、中年世代にとって、昔の思い出に浸るほど心安らぐことはない。かつての貧しさは、今では傷というより懐かしさに変わってしまった。あの頃の生活には、私たちが忘れてしまった暖かい人間愛と、人生に対する前向きさがあった。そして祖母、母親、姉、隣の親父、熱くたぎって空回りばかりしていた若さ…。しかし、それだけでも無限の可能性を感じた時間を、心豊かに、明るく暖かく描き出す。

「若者たちと中年世代との誤解と葛藤、反目を埋めるドラマ」

このドラマは、親父やお袋、彼らにもあったであろう青春にライトを当て、今の若い世代の悩みが、親世代の経てきた歴史と違わぬことを、描き出そうと思う。そうすることで誤解を解き、葛藤の幅を縮め、反目を埋め合わせることに一助するであろう。

「家族と兄弟、隣近所、人生の広い意味まで考えさせるドラマ

このドラマは一家族と、共に貧しさと絶望を乗り越えていったお隣の物語を通じて、世の中は、 1人で生きるのではなく、共に生きるのだということを教えるだろう。そして、利己的でシニカルな現代社会に、共に生きる社会の美しさを考えさせる指針になればと思う。

「世知辛い現実を、愛を通じてときめきと感動で治癒させるドラマ」

青春の初々しい愛、生活にしみこむ中年の愛、力と勇気を与えてくれる家族の愛を通じ、挫折の克服、人生のゆとりと楽しみ、そして感動を与える、明るく軽快なドラマである。

■助演陣の個性的な技術

キム・ヨンオク、パク・グンヒョン、パク・ウォンスク、イム・イェジン、キム・ヒョンシク、キム・ボヨン、パク・ソンミ。明るく素直で、前向きなオモニを、パク・ウォンスクが演じる。夫に先立たれ、姑に疎まれながらも、姑には自分しかいないということを肌で感じている。そんなある日、パク・グンチョンが現れる。その日暮らしのパク・グンチョンには、パク・グンヒョンが扮する。ご飯を食べられなくとも背広は着て歩きたい、ポケットに小銭 1つなくとも見栄は張りたい、典型的な怠け者、遊び人、無類の女好きである。彼は、ミジャの母(パク・ウォンスク)の生活力を当てにして、彼女をくどきにかかる。母親の古い友人で、もやし売りの婆さんを実の母親のように大事にし、ミジャ(パク・ソンミ)、ソクジン(チソン)、チョルジン(リュ・スンボム)をわが子のように可愛がるチョ・ジェシクにはイム・ヒョンシクが扮する。チョ・ジェシクの妻で、裕福だった頃を忘れられず勘違いしているヨンシルの母役は、イム・イェジンが扮する。ミンジュ(パク・ソニョン)の叔母、ユン・ジホ(カン・ソグ)のスタンド・バーでマダムとして働くヤンマダムにはキム・ボヨンが扮する。笑顔を売りながら命をつなぐ、海千山千の女に見えるが、愛に全てをささげる純情派である。

■チソン、パク・ソンヨン、リュ・スンボム、コン・ヒョジン

「青春はどんな逆境の中でも美しい」

イ・ジョンハン PDと、ノ・ヒギョン作家は、チソン、パク・ソニョン、リュ・スンボム、コン・ヒョジンを、撮影の数ヶ月前から個人指導するほど、キャラクターに神経を注いでいる。名門大の政治外交学科に在学中で、家庭の家長として、理性的で、勉強しか知らないチャン・ソクジンをチソンが演じる。もともと素直な彼は、強靭さを表現するために、笑顔まで抑えている。日中はニセ大学生、夜はイテウォンの“バダ”として二重生活を送るオ・ミンジュにはパク・ソニョンが扮する。製作陣は個性的なオ・ミンジュ役に神経を尖らせていたが、パク・ソニョンの演技にとても満足しているようだ。やりたい放題のトラブルメーカー、チャン・チョルジンにはリュ・スンボムが扮する。キャラクターとは正反対の物静かなリュは、常に悩みながら全力投球しているようだ。バスの車掌で、チョルジンの後に金魚の糞のようにくっついて回るチョ・ヨンシルにはコン・ヒョジンが扮する。初対面からヨンシルにピッタリだと目されていたが、期待にたがわず、撮影所のアイドルとなっている。

このドラマは、 70年代初期を背景としている。貧しさが全てを支配していたあの頃。しかし、そんな中でも希望があって家族がいて幸せだった人々が、このドラマの主人公だ。若さと情熱だけが取り得の兄弟ソクジン、チョルジンと、ミンジュ、ヨンシルとの愛。そして様々な挫折とその克服過程を通じ、人生における最も美しい時期、青春の無限の可能性を描く。そして何よりも、昨今ないがしろにされている家族の意味を描き出す。生きることに疲れた中年世代には若い頃を振り返り郷愁に浸るゆとりを、物質万能主義と個人主義に汚染された若い世代には、健全な若さの意味、愛と人生、忘れられた家族の意味をも教えてくれるだろう。そして家族が集い、当時と今の世相を話し合う機会を提供するだろう。

出演 : チソン、パク・ソニョンほか
提供元 : SBS
話数 : 全50話
韓国放送日 : 2001年11月03日

登場人物

チ・ソン(チャン・ソクジン役)
名門大学の政治外交学科 4年に在学中。人は彼を理性的できついと評するが、実際は誰よりも優しく、熱いハートを持つ。彼にこの世で一番大事なものを挙げろと言えば、迷うことなく祖母、母、姉、チョルジン、つまり彼の家族を挙げるだろう。偶然友達たちに連れられて合コンでミンジュに出会うが、勉強しか知らなかった彼にとっては大事件であった。その後彼はミンジュを深く愛するようになる。

パク・ソンヨン(オ・ミンジュ役)
ヤンマダムの姪っ子。日中はニセ大学生、夜はイテウォンのパダとしての二重生活を送る。若いが世の中に通じている。見かけは明るく快活だが、心に消えない傷を負って生きている。母親は酒場で知り合った黒人兵と再婚し、彼女を妹に預け、テキサスへ行ってしまう。彼女の夢は、苦しい過去のあるこの地を捨て、アメリカへ移住することだ。そこで自分を捨てた母親に復讐し、成功したいというのが、彼女の人生の目標であり、全てである。彼女はソクジンが良家の息子だと勘違いして、彼に意図的に接近する。

リュ・スンボム(チャン・チョルジン役)
ソクジンの弟。型破りで突拍子がなく自分勝手。一応高校生だが、年齢もやることも学生ではなく、チンピラだ。一見チンピラでトラブルメーカーではあるが、いつ何時もウソをつけない純粋な男で、正しいと思ったことには危険を顧みず突き進む正義派で永遠なるヒューマニスト。家庭の事情から、兄貴を大学へ送るために中学の時に勉強を放棄した。前庭を挟んだ一つ屋根の下に住むお向かいさん、バスの車掌のヨンシルが自分一筋で、金魚の糞のようにつきまとわれ、悩まされている。

コン・ヒョジン(チョ・ヨンシル役)
チョ・ジェシクの長女。バスの車掌。チョルジンに金魚の糞のようにつきまとう。じゃじゃ馬だが情に厚い。子供の頃からチョルジン一筋。彼女が思うに、チョルジンと自分は、赤い糸で結ばれているご縁のようだった。家庭の事情で中卒でバスの車掌をするのは、屁とも思ってないが、昔の栄光を捨てきれない勘違いママのお陰で、兄弟の世話に追われている。だが、彼女は生きることが楽しくてたまらない。ママが仮病でも使った日には、友達と会うにも一番下の妹ナンシルを負ぶって出かけるしかない、苦労人ではある。

キム・ヨンオク(お祖母ちゃん役)
豆腐工場、もやし工場(家内工業)を営み生計を立てる。表向きは偏屈で意地悪に見えるが、情が深い。酒好き女好きの息子が死ぬと、彼女は全てが嫁のせいだと思い込む。何の取得もない熊のように愚鈍な嫁、いつも母親の側に立って父親と自分をいじめる孫たち、彼女は全てが気に食わない。しかしこれは表面的なこと、彼女のより所は嫁であり、孫は自分の大事な血筋で、かけがえのない存在であることを、心の奥底で認めているのだ

パク・ウォンスク(オモニ役)
お祖母ちゃんを助け、豆腐ともやしの商売をする。姑に負けないくらい幸薄い人生であるが、純粋で前向きで、子供のように天真爛漫だ。彼女は嫁に来て一月も経たないうちに、姑に見放された。彼女は姑が自分を頼って生きていることに気がついている。ある日、彼女に大きな声では言えない事件が起こる。パク・グンチョンが現れたのだ。死んだ夫のように放蕩癖のある彼が、なぜか気になる。夫が、この世で自分が妻に与えられなかった愛情を与えるために、彼女に彼を送ったように思えるのだが…。

パク・グンヒョン(パク・グンチョン役)
その日暮らしの人生。飯は食えなくとも背広は着たい、ポケットに小銭1つなくとも見栄を張って生きる。しかし彼にも人に言えぬ痛みがある。一人娘を男手1つで育てきれず、孤児院へ送ったのだが、今は消息不明、どこでどうしているのかも分からない。そんな彼にある日、幸運が訪れる。小学校の同窓会でジェシクと会い、彼の家に遊びに行って、やもめのミジャの母親を見かける。子供がいるのが何だ、豆腐工場がある、顔もまあまあ、自分にはない生活力まである。彼は一計を案ずる。

イム・ヒョンシク(チョ・ジェシク役)
もやしのお婆ちゃん一家と一つ屋根の下に暮らし、クッス屋を営む。ミジャの母親とは幼なじみだ。もやしのお婆ちゃんを実の母親のように大事にし、ミジャ、ソクジン、チョルジンを実の子のように可愛がる。生まれついての働き者で、ニワトリより早く起きて、フクロウより遅く眠りにつく彼は、口では妻を頭痛の種の長女と言うが、実は妻なしでは生きられない愛妻家である。かくして彼は、女王様のような妻のために食事の支度をして、後片付けをするのが日課となっている。

イム・イェジン(ヨンシルのママ役)
チョ・ジェシクの妻。どうかすると可愛く、どうかすると救いようのない、女王様のような勘違い女。高いビールで髪の色を抜き、シーズンごとに新しい服を買い、化粧をし、長女のヨンシルとケンカをしたり笑いあったりするのが彼女の日課である。ミジャの母を実の姉のように慕うが、夫が彼女の肩ばかり持つのが気に食わない。彼女の特技は旦那をイチコロにすること、女は旦那1人上手く管理すれば、運が向くというのが彼女の主な価値観である。

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