あらすじ
幸福は彼女には縁のないものだ。
妹と孤児院で幼い時期を過ごすが、妹は海外へ養子縁組され音信不通になってしまった。自身の養父母には暮らしむきが苦しくなると縁を切られてしまう。心の扉を閉じた彼女は不幸が日常になった。人に対して期待しないこと、それが彼女の生存方法だった。
ある日、ユン・サンウと出会う。閉じていた心を開く微風が吹き、初めて欲が出てきた。この愛を成就させたいという欲、周囲の反対を振り切って島に行き結婚した。可愛い娘も産んだ。このまま幸せになるのではないか? そう思った矢先、娘が病気になった。巨額の手術費を用意することはできず、姑と取引をして娘を救ってもらう代わりにサンウと別れる。そして娘は助かり、サンウは再婚した。彼女はまた不幸になった。誤解は不幸を伝染させる。前妻としてサンウと会うと、彼の妻ソヒョンが誤解する。ソヒョンと会うことは彼女にとって致命的な不幸になった。彼女は絶壁で死んでいく。消える。ところが、妻が帰ってきた。