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MBCドラマ『カクテキ』の次のドラマ『おばさんデカ刑事 パク・ジョングム』（脚本:ハ･チョンオク、演出:イ･ヒョンソン）のキャスティングが決まった。
主な出演者はペ･ジョンオク、ソン･チャンミン、ハン・ゴウン、キム･ミンジョンなど。
『おばさん刑事 パク・ジョングム』は、口数が多く頑固な“おばさん刑事”、パク･ジョングムを通して家族の意味と大切さを改めて思い起こさせるドラマだ。
ペ・ジョンオク演じる主人公のパク･ジョングムは、高卒で巡査になり、その後暴力課刑事になる。
私生活では夫の浮気がもとで離婚し、その騒動の合間に息子が行方不明になってしまっているという設定で、オバサン刑事の役に挑む。
ソン･チャンミンは医者のチョン･ヨンジュン役で出演。
パク･ジョングムの小学校の同窓生だ。凄腕医師として実力を認められているうえにユーモアがあり、思いやりもある人物で、パク･ジョングムと初恋の女性の二人に愛され右往左往するという設定。
2006年5月に終わった時代劇『シンドン』以来、1年8ヶ月ぶりのドラマ出演となる。
パク･ジョングムの父親の再婚相手、サ女史（イ･ヘスク）の連れ子、サゴン･ユラはハン・ゴウンが演じる。薄っぺらな派手さとジコチューの女性。
既婚、シングルを問わず気の向くまま同棲を重ねる独身女性だ。
キム･ミンジョンはサゴン･ユラの婚約者で弁護士、ハン･ギョンス役で登場する。
幼くして両親に捨てられ、養父母に育てられた冷静で折り目正しい性格の人物だ。

美しい女性刑事が活躍するというありきたりな刑事モノではない。 口数が多く、頑固でふてぶてしくてずうずうしいオバサン刑事の哀歓と活躍を、生活臭のあるタッチで描き、女性視聴者に親近感と痛快感をもたらしてくれる。 女性は年齢を重ねると、周りからは「よくできた妻、立派な母親であれば充分」と思われがちだが、世のオバサン達の思いは違う。 「家庭的な女性」としてではなく、愛らしくて、男性から誠意のこもった情熱的な愛を受けうる、一人の女でありたいという願望がある。 “(キム・)サムスン”オバサンのラブロマンスを通して、男性諸氏から愛を告白されるなんて絶対不可能のオバサンたちに、「この年の私にもきっと…」という小さなときめきを与えてくれる。 離婚が珍しくなくなった昨今、両親の離婚は子供たちには致命的な傷となる。 話が子供に及ぶと申し訳なさに涙を流す親。だが、子供は両親がどんな状況にあっても、愛情さえあれば、必ず明るく幸せに成長するという慰めと勇気を与えたくて、このドラマ制作を決めた。 他の如何なる職業よりも、仕事と家庭の両立が難しい「刑事」という職業を持った主人公を通して、働く女性の苦衷を描く。 ジョングムが自分の離婚のせいで不幸になった息子のために涙をこらえつつ、息子が両親を理解し、自分の不幸の原因は父親だと思い込んできた息子と、父親が和解していく姿を織り交ぜながら、週末ドラマの十八番であるホームドラマ特有の感動をじっくりと味わわせてくれる。

出演　：　ソン・チャンミン、キム・ミンジョン、ペ・ジョンオクほか
提供元　：　MBC
韓国放送日　：　2008年02月02日
KNTV初放送　：　2008年04月30日