黄金の新婦

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「ソン・チャンウィ 1st ジャパン ファンミーティング」
■アンコール放送決定! 
2009年12月23日(水)後11:20

■話題
このドラマの強みは、素材の新鮮さと枠組みがしっかりしたストーリー、出演俳優の調和の取れた演技だといえる。それに加えて制作陣の意気込みも並々ならない。演出家として30年を超えるキャリアを持つウン監督が、心の傷、家族、そして人生を表した心に響くドラマである。周囲の期待に応えて、『黄金の新婦』(パク・ヒョンジュ脚本、ウン・グニル、ペク・スチャン演出)はたちまち視聴者をとりこにし、放送開始4回にして全国視聴率20%を突破する勢い。名の売れた看板スターもおらず、野心作と銘打っているわけでもないのに、一気にお茶の間のファンを虜にしてしまった。
まずこのドラマは長編ドラマとしては珍しく、ベトナム人の花嫁と、韓国人とベトナム人ハーフの話を取り上げている。二つの素材は特集ドラマや短編としては何回か取り上げられたことがあったが、長編としては初めてだ。 素材の目新しさを押し出しすぎると拒否感を抱かせる危険性を、女優イ・ヨンアが見事にカバーしている。きれいに見せるのではなく、果敢に己を捨てて演じる姿が彼女を「ヌエン・ジンジュ」に仕立てあげており、視聴者にぎこちなさを感じさせない。50部作を無理なく展開させていく展開もほとんど完成している。
ヌエン・ジンジュが父親を探す過程はドラマのハイライトになるだろうし、ハンスク(キム・ミスク)とオッキョン(キョン・ミリ)の過去及び競争心はドラマの緊張感を高めるエネルギーとなるだろう。さらに助演俳優陣の演技と設定も肉付けに加味されている。お笑いタレントのキム・ギョンシクのコミカルな演技は、ややもすると「深刻モード」に陥りがちなドラマの雰囲気を適度に緩和させている。
制作陣の特別な情熱も構成の良いドラマを作るのに一役買っている。いくつかの興行要素は直ちに視聴者の好評につながっていて「久しぶりに週末に楽しめるドラマ」、「心の傷、家族、人生、すべてが網羅されている」「心を揺さぶるドラマ」といった感想が寄せられている。4話目視聴率21.6%という客観的な数値もドラマの魅力の賜だろう。


グローバルウェディングの時代、純粋さを失った私たちの前に天使が訪れた。1500万ウォンで契約結婚したヌエン・ジンジュが現れてから、すれ違いの多かった家族が幸せとは何かを考えはじめ、若い夫婦が衝突しながらもお互いを認め合っていく…。

愛し愛されることを望みながら傷つけあい、閉ざされた心を愛で開いていく家族。国境を越えて嫁いできたジンジュの奮闘によって、若い夫婦と家族が互いに許しあい理解しあう姿と、平凡が非凡に勝ち、能力が才能に勝ることを描いた痛快なサクセスストーリー。

出演 : ソン・チャンウィ、イ・ヨンアほか
提供元 : SBS
話数 : 全64話
韓国放送日 : 2007年06月23日
KNTV初放送 : 2008年01月18日

登場人物

オク・ジヨン(女 20代後半)役
/チェ・ヨジン

ヨンミンの妻。ジュヌの元婚約者。

大企業の会長専属運転手の父に大事に育てられた一人娘で、上流階級に対する憧れが強い。アルバイトで貯めた資金でシカゴへフードスタイリストの勉強に行く。洗練された理知的な性分。ジュヌが入隊中に現れた理想の男性、ヨンミンに心が揺れ、結婚。幸せ一杯の結婚生活になるはずだったのに、ジュヌとの過去がバレて危機に陥る。揺らぐ結婚生活の逃避場であり、上流階級御用達の料理教室である「緑地苑」でジンジュに出会い、ライバルとして対立する。

ヨンギ(男 24歳)役
/キム・ウン

謎の人物。

ホ・ボンニョを傍から秘書のように支え、影のように行動を共にする。 秀麗な容貌と物静かで思慮深い性格。広範な分野に亘り知識を有するが、言葉が不自由で筆談と手話で会話する。噂によると、幼い頃から英才といわれ教育を受けるために両親と渡米した。交通事故で両親が急死し、LAの道路脇に呆然と佇んでいるところを遠い親戚のボンニョに引き取られたという。孤独を愛し、人間に対する深い洞察力を持っている。後にジンジュの心の支えとなる。

リエン・パム(女 40代後半)役
/ヌ・クィイン

ジンジュの母。

短かったが幸せだった昔の思い出を忘れられず、未婚の母としてジンジュを育てた。

唯一の望みは生きている間に夫に再会すること。網膜細胞変性症という眼病で失明の危機にさらされるや、ジンジュは母の望みを叶えるために韓国行きを決意。情報収集を始める。

チャ・ビョクス(男 39歳)役
/クォン・ヘヒョ

お人よしで頑丈な体躯に似合わず、心細やかでウブで少年のような男性。

六人兄弟の長男として生まれた彼は、高校卒業後、ウナムの下で仕事を覚え、兄弟の面倒を見てきた。さてこれからという時に今度は両親が倒れてしまうが、兄弟達は逃げの一手。結局彼にツケがまわり帰郷。三年間両親の看病をして看取った後、再び上京。うきうきと初出勤した日に運命の強敵グンジャと正面対決する。介護をしながら磨いた腕前、洗濯掃除に料理、編物、ステッチ刺繍が特技の繊細な男。

ホ・ドング(男 27歳)役
/キム・ギョンシク

セミの先輩で復学生。

ダメ男で、セミがレポート代筆をさせるために愛嬌をふりまくとまんまと引っかかる。セミがうんざりしている様子を見せるとプレゼント作戦に出る。仕方なく姉に撃退を頼むと、あろうことか二人が怪しい関係に。世間知らずな人の結婚にウォンミの母の苛立ちはつのるばかり。二人が夫婦喧嘩をするたび「お年を召された方が…」と嫌みを言いつつ年下男をアピールして息子をかばう。最後には世間知らずのウォンミが夫教育に乗り出すのだが…。

ホ・ボンニョ(女 70代初)役
/チョン・ヘソン

宮中の厨房で働いていた叔母から受け継いだ伝統料理の大家。

上流階級の若い主婦を対象にした「緑地苑」という料理教室を運営している。あくせく稼いだ資金を元手にして無委託老人事業を立ち上げて献身。授業料の代わりに助手として働きながら学ぶジンジュに厳しく接する。ジヨンとジンジュの料理対決を満足気に見つめる。

キム・ヨンス(男 22歳)役
/キム・ヒチョル

ヨンミンの弟でセミの恋人。

学業はさっぱりだが遊びは博士級。去る者は追わず来る者は拒めぬナンパ族。留学を途中で放棄してクラブ浸りの毎日。セミに出会うや否や駆け落ち結婚。裕福な親元を飛び出した一文無しの世間知らずが厳しい現実に揉まれながら少しずつ大人になっていく。

ヤン・オッキョン(女 50代初)役
/キョンミリ

ヨンミン、ヨンスの母。ソンイルの妻。

ハンスクの高校の後輩で姉のように慕っていたが、ソンイルに片思いして結局横取りしてしまった。生来の美貌に上流階級の品位が備わっている。同窓会で夫の自慢話をしてハンスクを苛立たせるが、子供同士の複雑な関係のせいでますます犬猿の仲になる。

キム・ソンイル(男 50代半ば)役
/イム・チェム

国内屈指の食品会社、ウェルビーイングフードの社長。

ヨンミン、ヨンスの父、オッキョンの夫である。学生時代同じ町で育った教会の妹ハンスクと恋人同士になったが、大学進学のためソウルに上京し、この二人の手紙の配達をしていたオッキョンの策略に掛かりオッキョンと結婚した。格好良く歳を重ねたロマンスグレーで優しくロマンチックなおばさんキラーだ。結婚記念日にはプライベートシネマを予約し、妻と二人だけで映画鑑賞を楽しむダンディーで模範的な夫、その上財力家。しかし一人の女性では満足しきれず、あれこれつまみ食いして歩く浮気者でもある。

ヌエン・ジンジュ(女 20代前半)役
/イ・ヨンア

ベトナム国籍を持つ“韓越ハーフ”。結婚情報会社グローバルウェディングの通訳。 「ジンジュ」という名は、二歳のとき別れた韓国人の父が付けてくれた名前。その名のとおり真珠のように清らかで純粋な女性。ジンジュの母は自分を捨てた男を思いながら、韓国人牧師の家で家政婦をしながらジンジュを育てる。ジンジュにとっては母だけが唯一の身寄り。ハーフといじめられてもいじけずに明るく育ち、義侠心厚く、決めたことは最後までやり通す信念の持ち主。誰にも負けない孝行娘だ。母の望みをかなえるため韓国行きを決意する。

キム・ヨンミン(男 20代後半)役
/ソン・ジョンホ

ソンイルとオッキョン夫婦の長男。

大学卒業後アメリカ留学。MBA取得を目指して勉強中、同じ留学生のジヨンに一目惚れし電撃結婚。冷徹で理性的、家庭を守りながら企業の継承者として、また長男としての役目を果たしてきた。対人関係、仕事に対してつねに完璧主義。しかし度が過ぎて潔癖症とも言われている。

カン・グンジャ(女 40台半ば)役
/パク・ミソン

ウナムの妹。

幼くして両親を亡くし兄に育てられた。ウナムにとっては悩みの種であり、心配が尽きないけれどその分かわいい妹でもある。ところが本人はもつれた人生のせいで万事に意欲がない。男性不信で無愛想、あるのは力だけで自らを不運の女と嘆く。人生を達観したように大した期待も持たずに生きている。兄の会社の経理を手伝いながら老後に備えようと初出勤したところへライバル、チャ・ビョクスと出会いバトルが展開する。

カン・セミ(女 21歳)役/
ハン・ヨウン

ジュヌの妹でモデル学科在学生。

IQ<EQ<BQ(B=美貌)がモットー。スタイルは抜群、楽天的で挑発的でどこにはじけ飛んで行くかわからない浮気者。世界はすべて自分の物だと勘違いしている“困ったちゃん”。顔も体も美しく生まれてきたのだからそれを活かさない手はない。自分の任務は文化発展寄与のために、クラブで若さを燃焼しつくすこと。冷めることを知らない彼女の人気は日に日に高まるばかり。そんな彼女が恋に落ちた相手は、なんと彼女と互角の遊びの帝王でナンパの達人のヨンスだった。

カン・ウォンミ(女 32歳)役
/ホン・ウニ

ジュヌの姉、オールドミス。

人生の目標は億万長者との結婚による永久就職。 母の助言で一等花嫁候補の条件である「音大バイオリン科卒業」の経歴を修める。しかし近所の子供音楽教室の先生として小遣い稼ぎで糊口を凌ぐ、自称「バッテリー女」だ。ブランド品で身を飾り結婚相談所に大金払って登録するが成果なし。待てど暮らせど玉の輿は訪れず…。そんな彼女の前に現れたのは、妹の追っかけで浪人生のドングだ。親の反対を押し切って結婚したものの、事ある毎に年下を言い訳にのらりくらりするドングを調教し始める。

チョン・ハンスク(女 50代初め)役
/キム・ミスク

ジュヌの母。

うだつの上がらない亭主と昔の恋人で実業家のソンイルとを比べては引け目を感じている。頼りは息子ばかりと全力投球するも期待通りには運ばない。

ジュヌの事情が事情なだけにそれは秘密にしたまま、仕方なくジンジュを嫁として迎えるが不満。

カン・ウナム(男 50代半ば)役
/カン・シニル

ジュヌの父、ハンスクの夫。 ソマン食品の社長。

野暮ったく無口だが思慮深くて家族思い。

牛のように黙々と工場で働いてきた。金の苦労の絶えない妻の愚痴に頭が上がらない。常に義父の味方であり、よき理解者である嫁のジンジュと一緒に「伝統餅」を復活させようとする。

カン・ジュヌ(男 20代後半)役
/ソン・チャンウィ

零細食品会社、ソマン食品の一人息子。

母の期待が重くのしかかるエリートで猪突猛進型。全女性が望む結婚条件を具備した温厚で理知的男性。過去の失恋の痛みから立ち直れず引きこもりオタクに。母親の策略でジンジュと結婚する羽目になる。

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