あらすじ
大学時代に若気の至りで夫婦となったハンスとミヘ。当然2人は、育児も共働きも家事も全く不慣れ。同じ会社の同僚である2人が、リストラでどちらかひとりが退職しなければならなくなり、ミヘの策略で家長のハンスが辞表を出す羽目になる。 夫のハンスが家事を担当しはじると、家の中は整然とする。家事にやりがいを感じたハンスは専業主夫としての暮らしに魅力を感じ、製菓教室に通い技術を学び始める。しかし家事に専念するハンスの姿は、海兵隊出身の義父(ジョンテ)のお気に召さず、ミヘとジョンテはハンスに就職しろといじめる。しかしハンスは家族の困惑にも屈せず、こつこつとクッキー作りの技を学びながら家事をこなす。そんなある日ミヘが会社で夜勤をすることに。ハンスはお弁当を作って子供を背負い会社を訪ねる。彼の姿を恥ずかしく思ったミヘがハンスに突っかかると、すっかり意気消沈したハンスは家出する。一方、この事実を知ったジョンテは海兵隊の後輩を動員して、ハンスに喝を入れようと立ち上がる。ずっとジョンテに従ってきた義母のヨンシルはハンスを慰める。ハンスに訓練を命じて家に帰ったジョンテは、退職金を投資した事業が不渡りを出したショックで倒れてしまう。ジョンスを献身的に看護するハンス。ひたむきなハンスをジョンテは認め始める。そして暇を見つけては準備してきたクッキー事業が、主婦たちに好評を博して繁昌する。ジョンテとハンスは一緒に働くことになり、これまで積もっていた世代間のわだかまりは真実の家族愛へと変わっていく。