彼女がラブハンター
絶対妥協しないスジョンの玉の輿劇
■話題
オム・ジョンファ3年ぶりのドラマ復帰作!
『彼女がラブハンター She's a Love Hunter』は、甘い香りたっぷりのロマンチックコメディーで、恋には情熱的に突っ走るけど、結婚となると打算に走ってしまうオールドミスたちの心理を率直かつ淡白な視線で描くドラマである。なぜオールドミスたちは、結婚となると、とたんに俗っぽくなってしまうのだろう。その辺をコミカルながらも説得力豊かに描いている。
オム・ジョンファ演じるオ・スジョンは、いい車に乗って、いい家に住むために、カネと能力のあるイイ男と結婚し、人生を逆転するんだという意気込みを、隠そうともしない人物。 大学時代、美しい顔と抜群のプロポーションでクイーンと呼ばれた彼女は、ソウル大学法学部に通うコ・マンスと結婚寸前までいきながらも、司法試験に落ちた彼を、結婚式当日に、捨てる。その後、8年間条件のいい男を探すうちに、ジュエリーショップのマネージャーとして働くオールドミスに成り下がる。そんなオ・スジョンの前に、ある日、世界的なゴルファーとなったコ・マンスが現れるのだったが…。
映画『結婚は狂気の沙汰』、『シングルズ』、『ミスター・ロビンの口説き方』などで、オールドミスの心理をうまく演じたオム・ジョンファが、今度はどんな変身を遂げるのかに注目が集まる。
“過去の栄光を引きずる勘違い女オ・スジョン”VS“モテ男に変身した元デブ コ・マンス”。 運命が逆転した2人の、ロマンチックな再会。 ○立場逆転の痛快さ かつてクイーンと呼ばれた女と、デブで冴えなかった男。 クイーンだからという理由で、デブで冴えない男を使い走りにしていた女、その横暴を当然のように受け入れていた男。そして8年後、女は売れ残りのオールドミスに、男は最高の条件を備えたモテ男になって再会する。この立場逆転の情況で、男は女にどんなふうに復讐するのだろうか。両者の対決を通じて、立場逆転の痛快さを味わえるだろう。 不快な復讐劇ではなく、愉快なロマンス。自分を捨てたスジョンに、復讐の刃を向けるマンス。けれども、マンスの復讐は、破滅を目標とする不快な復讐ではない。かえって、復讐を通して、スジョンの俗物根性に隠れている純情を発見しながら、彼女を再び愛し始める。復讐すべき女を心から愛してしまったマンス。そんな皮肉の中で、真実の愛を探す過程を描く。
○口説きの技術 主人公マンスは、かつて自分を捨てた女スジョンに復習するために、若い詐欺師をスジョンに近づかせる。だが、上には上がいるもので、仕掛けた本人が詐欺師に一杯食わされるとは! 恋のエキスパートたちが繰り広げる息づまる神経戦を通して、異性を攻略する方法を楽しく愉快にお見せする。
○説得力ある成長記 オールドミスに残されたものは3つ。 ヒステリー、毒気、コンプレックスである。 だが、スジョンにはヒステリーと毒気はあっても、コンプレックスはない。 スジョンもやはり、周囲の人たちにヒステリーを起こし、自分を馬鹿にするヤツらには、毒を吐きながら生きている。こんなスジョンの横暴が原因で、彼女に対する恨みが募り、彼女の周辺には、人の心を欺く詐欺師と、人の財産をだまし取る詐欺師たちが集合、スジョンは地獄の苦しみを味わう。その苦しみを通して、ワガママなオールドミスから人間的に成長していくスジョンの姿を説得力豊かに描く。
出演 : オ・ジホほか
提供元 : SBS Productions Inc.
話数 : 全16話
韓国放送日 : 2007年07月28日
KNTV初放送 : 2008年05月05日
登場人物
オ・スジョン役/オム・ジョンファ
外見は真っ白だけど中身は真っ黒な白サギのように、自分の感情に正直になれないぶりっ子は大嫌いな堂々たる俗物!学生時代、キレイな顔と抜群のスタイルで多くの男子学生をとりこにしクイーンと呼ばれていたが、条件のいい男を物色し続けて8年、いつしかオールドミスと呼ばれるようになった。 現在、ジュエリーショップマネージャーの彼女には夢が2つある。1つは、自分のジュエリーブランドを立ち上げ、ジュエリー業界のクイーンになること。そしてそれよりも大きな夢は、大韓民国最高の花婿と結婚すること!今までがむしゃらに貯めてきた資金で、ブランドのほうは立ち上げ目前なのに、結婚の計画だけは思うように進まない。 ジュエリーショップのマネージャーとして、ある程度の経済力も備わった、美貌も相変わらず、年だけが多少引っかかるだけ。本人は、なぜ花嫁候補に望まれないのだろうと思っている。傍から見れば、「34歳のねじけたオールドミスだから」、ただそれだけなのだが…。
コ・マンス
通称“カール・コ”役/
オ・ジホ
ソウル大学法学部出身の知的なプロゴルファー。資産50億ウォンの男。こっぴどい失恋を経験した後、冷たく冷徹な男になった。信頼の果ては裏切りで、愛の果ては恨みというのが持論で、誰かを完全に信じることも深く愛することもない。だが、昔の純粋さと温かい気持ちを捨てきることは出来なかった。 ゴルフだけではなく、人生でも“逆転の皇帝”となって、8年ぶりに帰国したコ・マンス。マンスは、PGA優勝で快進撃を続け、全ての女が夢見る理想の男になった。彼にとって、34歳のオールドミス スジョンは、もう女神ではなかった。だが、彼女は身の程知らずにも、成功したマンスに、再度アタックしてきた。スジョンの本音を確かめたかったマンスは、彼女に小さなウソをつく。
チョン・ウンタク役/カン・ソンジン
メンサのIQ基準に2点及ばず脱落した、2%足りない天才。スンギュのいとこで、学究派の詐欺師。詐欺を働く時、徹底した事前調査と勉強で完璧を期する。世間をまんまと一杯食わせて、華麗な生活を手に入れるのが夢。 不動産詐欺、企業詐欺など、あらゆる詐欺に長けているが、恋愛詐欺だけは苦手。軍隊よりも恋愛がイヤな理由は、最後がスッキリしないからだ。優秀な頭であらゆる人間を騙して、詐欺師としての名声が高まり、それなりに華麗なる人生を送ってきた。弁が立ち、変装も芝居も一流。 マンスのマネージャーと偽って詐欺を働き、本物のマンスのマネージャーであるいとこのスンギュにとっ捕まる。それから、コ・マンスの復讐に加わり、オ・スジョンを口説き始める。
ユク・デスン役/パク・ダアン
黒縁メガネ、ひっつめ髪、その奥に美貌を隠している。一見、純粋で心優しいキャンディー。だが、その奥に隠された野心は、その美貌ほどに致命的だ。 スジョンの下で働き、スジョンの家に間借りして暮らしている。スジョンの意地悪や嫌がらせを笑顔で耐え抜く、典型的なキャンディー。オ・スジョンにワケもなく目をつけられて、つらい思いをしている。 周囲はもう辞めちゃえというけど、クビになるのが癪で、心の奥で刃を研ぎながらも、表面上では黙々と耐え、スジョンに気に入られるまで情けないほど忠実に尽くす。
イ・ヨンエ役/アン・ソニョン
スジョンの同級生。現在はスジョンの勤めるジュエリーショップのオーナー。学生時代、ルックスは野人風なのに名前がイ・ヨンエだと、スジョンにからかわれっぱなしだった。けれども、スジョンの子分として、スジョンの機嫌を取りながら常にそばにくっついていた。なぜかというと、スジョンのそばにいればスジョンに言い寄る男たちのメッセンジャーをしながら、色んな男たちと出会えるからだった。 その結果ヨンエは、スジョンにフラれた男たちの中から、弁護士を釣り上げ、まんまと結婚にこぎつけた。婚家が出してくれたジュエリーショップで、かつて自分を馬鹿にしたスジョンをマネージャーとして使い、学生時代の恨みをちびりちびり晴らすのが生き甲斐になっている。
キム・ピルスク役/ユ・ヘジョン
高校生の時、若気の至りで大学の助手とデキちゃった結婚。そのため、すでに中学生の子供がいる。学生時代はしっかりしていたが、結婚したとたん、スジョンにオバサンと呼ばれていじめられたが、子供たちが大きくなってゆとりが出来ると、結婚情報会社に就職し、やり手マネージャーとして名をはせる。
チェ・スヒョク役/アン・ヨンジュン
スジョンの弟、異父兄弟のため、苗字がオではなくチェだ。 8年前、スジョンの母親がよそで産んで連れて来た息子。スジョンを“ママ”と呼ぶ。ユク・デスンのウソのせいでスヒョクの存在を知らないマンスは、スジョンが他の男との間にもうけた息子だと誤解する。父親と姉を気にかけてとても大事にしている。
ナ・ヒャンミ役/ファン・ヒョウン
一人で放っといても、3時間は十分遊べるほど、ハツラツとしている娘。在米韓国人。ジュエリーに対する専門知識を持ち、おしゃべりで明るい。ジュエリーショップの同僚で、同い年のチョン・ソクジェに早くからツバをつけてある。彼がユク・デスンに気があると知って、全社員の食事会の席で、自分はソクジェにツバをつけたのだと宣言した、威風堂々たる娘。ジュエリーショップのエンドルフィンのような存在。
チョン・ソクジェ役/イ・ヒョン
ジュエリーショップで一番若い店員。スジョンにいじめられるユク・デスンに同情しているが、ヒャンミにツバをつけられてしまった。ナ・ヒャンミに迫られっ放しで、そのたびに無視するが、実は何事にも自信たっぷりで恋に正直なナ・ヒャンミが理想でもある。