ある素敵な日

美しくも切ないラブストーリー。*ワイド仕様(16:9)で放送

美しくも切ないラブストーリー。*ワイド仕様(16:9)で放送

放送日
放送は終了しました

視聴方法

悲しみよりも嬉しい出逢い想い出よりも悲しい出逢い
15年の歳月を経て恋を実らせる美しくも切ないラブストーリー『ある素敵な日』
(日本初放送)


■話 題
『ある素敵な日』は久しぶりにドラマに登場する、コン・ユとソン・ユリの出演で期待と関心を集めているドラマ。ドラマの初回で視聴者たちは、体にフィットするダイビングスーツ姿で水槽の中に入り、ピアノを優雅に演奏するソン・ユリのもう一回り成長した姿に好評を寄せている。シドニーの異国の風景と、コン・ユの体を張った熱演、流暢な英語の台詞が視聴者の虜にしている。そして、ドラマの流れの中で人物関係を説明していく、伝統的な手法も生かされている。ヒョジュの父親役で、ドラマにスパイスをきかせてくれるイ・ギヨルの演技、またこれまで映画のスクリーンの中でだけ見られたカン・ソンジンの味わいのある演技もお楽しみのひとつになるだろう。

浜辺の砂の数よりも多く、流行歌の歌詞よりも簡単に虜になってしまう恋に、さらに甘いラブストーリーを付け加えた物語。そう。このドラマはラブストーリーである。また?!という声が聞こえてきそうだが、またラブストーリーなのである。「また」と言いながらも、やはり人々は恋に対して興味があり、どこかしら愛に期待しているのではないだろうか。このドラマにはそれぞれが心(愛)に問題を抱えている人物が登場する。特に2人の主人公には死ぬほどつらい試練が待ち受けている。ともすればもどかしい思いをするかも知れないが、見ているうちにきっと恋が実るように応援したくなるだろう。そしてあんな恋なら、つらさも苦労も耐えてみたい!と思わせるような感動を与えたい。

出演 : コン・ユ、ソン・ユリほか
提供元 : MBC
話数 : 全16話
韓国放送日 : 2006年05月31日
KNTV初放送 : 2006年12月23日

あらすじ

別れよりもうれしい出逢い、想い出よりも悲しい出逢い。彼らだけの密かなラブストーリー。強制送還された女を追って韓国に行ったソンチャンから、子供の頃、施設で別れた妹のハヌルが大富豪の家の養女になった話を聞いたゴン。ちょうど大金が必要だったゴンは、ハヌルをだますために韓国へと向かい、ゴンを愛しているヒョジュもゴンを追って韓国へと向かう。一方で、自分を死んだ娘の代わりと思っている養父母と、陰険な眼差しを向けている兄テウォンのいる生活から逃れたいと思っているハヌル。こっそりバイトしている彼女に好意を寄せる、水族館職員のドンハ。このドラマは離ればなれになった兄妹が、15年ぶりに出会うことから始まるエピソードを美しく、そして切なく描く。

登場人物

ク・ヒョジュ役/イ・ヨニ
ゴンなしでは1日たりとも生きられない純情派。自分のために死んでくれる男が3人いる。パパとお兄ちゃんとゴン。3人の男に守られてお姫様のように育ったヒョジュ。美人でスタイルもバツグン。ジーンズに白いTシャツという姿でもすれ違う男たちの口笛が鳴り響く。でもヒョジュは目もくれない。世界中でゴンが一番で、ゴンと一緒にいられるなら死んでもいいと思っている純情派なのだ。最初はゴンを独り占めして、ハヌルに申し訳ないと思っていた。だけど徐々に不安になってゴンとハヌルから目が離せなくなる。

カン・ドンハ役/ナムグン・ミン
ハヌルの勤務する水族館の職員でいつも明るい男。

いつも愉快でユーモラス、自信に満ちあふれている。

生まれたときからハッピーモードに設定されていて、傷ついたり不幸なことは絶対に経験していないようなタイプ。

彼を見ていると心配事などどこかへ吹き飛んでしまう。そんな彼だから当然人気者。

賭けをするのが好きで、ゲームでもするかのようにいたずらっぽくハヌルに近づく。

ところが分かっているのかいないのか、何を言ってもにっこりと笑うだけで反応がない!

どんなに口説こうとしても肩すかしにあい、もどかしさを感じている。

そんなハヌルを見ていると思い出すのは20歳の頃、死ぬほど愛して、海で失ったキョンウォンだった。

ソ・ゴン役/コン・ユ
不良、得意技は「ウソをつくこと」―。

乾(ゴン)――「空のように青く世界を抱け」という意味を込めてつけられた名前。

でも今のゴンは路地裏の不良。銃のように早いパンチと、一発で相手をノックアウトさせる彼につけられたあだ名は『yellow gun』。

ギャングも彼に手を出そうとしないほど恐れられている。

ウソが得意な詐欺師。そんな荒くれ男の彼には、心の中から消せない想い出がある。

声を押し殺して涙を流していた少女。

両親を亡くした後、オーストラリアに行くことになったとき、妹と一緒でなければ絶対に行かないと、一週間断食して反抗したにもかかわらずゴンの願いは叶わなかった。仕方なくゴンはすぐに迎えに来るとゆびきりをして約束した。

韓国とオーストラリアがどれほど遠いかも知らなかったあの時、だけどあの約束だけは忘れていない。

ソ・ハヌル役/ソン・ユリ
いまにも砕け散ってしまいそうなくらいか弱く見えるが、実は誰よりも強い―。

ハヌルは15年間もパク・へウォンとして偽りの人生を送っている。ハヌルも兄のゴンに負けず劣らずウソがうまい。いや、もしかしたらゴン以上かもしれない。

ゴンがうそつきなのは周知の事実だが、ハヌルは誰にも知られていないからだ。

幸せなフリ、うれしいフリ、寂しくないフリをしている。高校3年のハヌルは早くこの家を出ようと、かねてから綿密な計画を立てている。

弱々しい外見とは裏腹に心の底では大胆なことを考えている。

家を出ようとしていた頃、兄のゴンが現れた。

何もなかったような涼しい顔をして。

この日を待ちわびて、指折り数えて待っていたはずなのに、なぜか兄をすぐには受け入れられない。

パク・ジングォン役/チョン・ドンファン
ハヌルの養父、テヒョングループの会長。無表情な顔、硬く一文字に結ばれた口元からはいまにも「ダメだ!」という言葉が飛び出してきそうだ。誰にでもにこやかに微笑むハヌルにとって最も苦手な相手。ジングォンもハヌルに対してだけは冷たかった。ハヌルに対する妻の執着も、テウォンの暴力に対しても無関心を装っている。

チ・スヒョン役/ソヌ・ウンスク
すべてがハヌル中心でまわっている。ハヌルがいなければ生きていけない。自分のミスで失った娘が生き返ったかのように、ハヌルは死んだへウォンに瓜二つだった。またどこかへ行ってしまうのではないかという不安で、ハヌルから離れようとしない。ハヌルを溺愛しているためにテウォンの面倒を見る余裕がなかった。スヒョンの予想は的中した。ある日ゴンが現れて妹を連れて行くと言う。スヒョンにとっては死ぬよりも過酷なことだった。

パク・テウォン役/ユ・ハジュン
ヘウォンが死はテウォンにとってもショッキングなことであり、大きな悲しみであった。でもそんなある日、ハヌルが現れたのだ。母はヘウォンが帰ってきたかのように、ハヌルをヘウォンと呼び、ヘウォンの服を着せた。だがテウォンはどうしても受け入れられなかった。突然現れて妹の座を奪い、母の愛情を一気に奪われたのだから当然だ。ハヌルはテウォンがどんなにいじめても歯向かわない。ただ声もなく大粒の涙を流すだけだった。そんなハヌルに同情すれば、すぐにでも許してしまいそうで、さらに意地悪は増す。でも他人がハヌルをいじめるのは許せなかった。優しくするのも許せなかった。ゆがんだ感情がゴンの登場で執着へと変化していくのだが……。

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