嵐の中へ

兄弟の波乱万丈な人生模様と男女の愛憎

兄弟の波乱万丈な人生模様と男女の愛憎

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視聴方法

弟の波乱万丈な人生模様と
男女の愛憎を描いた「嵐の中へ」


“愛”そして“野望”とは? SBS特別企画「嵐の中へ」では、対照的な2人の兄弟の波乱万丈な人生模様を通して、人の胸に宿命のように宿るこの思いと、その意味を再考する。2人の男と1人の女のすれ違う運命を、壮大なスケールで描くことによって、愛の意味と価値を見直し、純粋な感動と余韻を与えるだろう。 このドラマは、本格的な企業ドラマとしても見応えのある作品に仕上がっている。これまでも、企業を扱ったドラマは数多く作られているが、ドラマとしての面白さが優先され、リアリティーに欠けるのが現状である。一企業の成長過程を写実的に描くことにより、 IMFの通貨危機から続く困難な経済状況の中で、韓国企業が進むべき方向に光を当てようと思う。 トレンディードラマや時代劇が全盛の今、敢えて、練り上げられたストーリーに重点を置いた本格的なドラマを送り出す。 SBS特別企画「嵐の中へ」は、新たなドラマの楽しみ方と意味を、視聴者に提供するであろう。

出演 : ソン・ユナ、キム・ソクフンほか
提供元 : SBS
話数 : 全24話
韓国放送日 : 2004年03月13日
KNTV初放送 : 2004年09月11日

あらすじ

捕鯨が許されていた時代、捕鯨船が港に戻ると、体長が 10m以上にもなるセミ鯨、マッコウ鯨、ミンク鯨の解体作業で、埠頭は赤く染まった。その頃、キム・ソンチョルは、捕鯨船の船員だった。ウルジンでも名の通った鯨捕りだった彼は、当時最大の規模を誇った捕鯨船の船主の娘ソン・ジヨンと結婚する。ヒョンジュンとヒョンテ、2人の息子が生まれて間もなく、捕鯨が禁止され、捕鯨で潤っていたウルジンも、急激に衰退していった。そんな故郷の運命と共にキム家も没落し、ヒョンジュンとヒョンテは、苦しい幼年時代を送る。 2人の息子ヒョンジュンとヒョンテは、ウルジンでも名の知れた存在であった。 ヒョンジュンは名門大学の法学部に進学した秀才、ヒョンテは高校中退、ケンカに明け暮れ少年院に出入りする問題児であった。ヒョンジュンが大学に進学した日、街にプランカードが掲げられ、お祝いの宴席が設けられた。 ヒョンジュンは、幼い頃から同じ町内で育ったミソンを愛していた。ミソンは、港で漁師相手に飲み屋を営むカン・インジュの娘だった。ヒョンジュンが秀才で知られていたように、ミソンはその美貌で人々の視線を集めていた。ウルジンで、二人の関係を知らない者はいないほどであった。ミソンは、ヒョンジュンがソウルの名門大に進学し、司法試験にパスすると、彼がいつかは自分のもとを去るのではという不安におののいていた。だが、プライドの高いミソンは、自分の本音を隠し、ヒョンジュンに自ら別れを持ちかける。ヒョンジュンはそんなミソンが理解できなかった。 ヒョンテはプサンで、 10才年上の女オ・ジョンヒに恋をする。ヒョンテに憐憫を覚えていた彼女も、やがてヒョンテを愛するようになる。だが、キム・ギホという男によって、2人の愛は長くは続かなかった。ヒョンテはキム・ギホに反抗するが、ジョンヒがヒョンテを避け始める。彼女の弱みに付け込んだキム・ギホの執拗な嫌がらせに屈したからだ。ヒョンテは傷つき荒れる。そして彼は、少年院でボクシングを教わったヤン・グァンヨルと共に、日本へ渡る。ヤン・グァンヨルは、下火になったボクシングを捨て、日本で人気の異種格闘技のコーチになっていた。ヒョンテは、ヤン・グァンヨルの紹介で、日本で一番人気のある、異種格闘技チャンピオンのスパーリングパートナーになる。格闘技チャンピオンのハラダ・コウスケは、意味もなくヒョンテを侮辱する。

登場人物

ソン・ユナ(チャ・ミソン役)
ウルジンで漁師相手の酒場を営むカン・インジュの娘。父親の顔を知らない。ヒョンジュンが秀才で知られていたならば、ミソンはその美貌で、早くから人々の口に上っていた。そんなヒョンジュンとミソンは、幼い頃から互いに思いを寄せ合い、 2人の関係はジャンセンポでは知らない者がいないほどであった。ヒョンジュンを愛しているが、彼の能力と出世に奇妙な劣等感を抱く。特にヒョンジュンが司法試験に合格してからは、いつか自分は捨てられるのだと、不安にさいなまれる。だがプライドの高い彼女は、自分の心のうちをヒョンジュンに見せることはなかった。ヒョンジュンの母親に傷つけられたミソンは、ヒョンジュンに別れを切り出す。ヒョンジュンはミソンの気持ちを理解することが出来ない。

キム・ソクフン(キム・ヒョンジュン役)
彼の父親キム・ソンチョルは、かつて捕鯨船の船員であった。捕鯨が禁止されて衰退したジャンセン港の運命のように、彼の家も落ちぶれ、苦しい幼少時代を送る。幼い頃から秀才の誉れ高く、名門大の法学部を卒業した後、司法試験に合格する。司法研修員の頃、裁判所の試補になり、国選弁護人を任されるが、弁護を引き受けた裁判の被告が、無罪を主張し自殺する事件が起こる。その事 件は、法曹界で生きることを夢見ていた彼の人生に、大きな変化をもたらした。

キム・ミンジュン(キム・ヒョンテ役)
ウルジン生まれ。秀才の兄とは対照的に、高校すら卒業していない。少年院でボクシングを習い、全国規模の大会で受賞もしたほどの、天性のファイターである。兄貴を愛していながら、いつも反抗的な態度を取る。父親のキム・ソンチョルも、自分とよく似た次男を煙たがる。兄貴が思いを寄せるミソンが、ウルジンの有力者アン・ドンスと付き合っていると誤解し、暴行事件を起こす。結局、この事件のせいでウルジンを追われプサンへ移る。

イ・ドクファ(キム・ソンチョル役)
ヒョンジュンとヒョンテの父親。ウルジンが捕鯨で活気に満ちていた頃、有名な捕鯨船の船員であった。捕鯨が禁止になり職を失った彼は、その後も船に乗る他の船員たちを尻目に、海へ出ようとはせず、再び鯨を捕る日だけを夢見て暮らす。港の片隅の、船の修理工場で雑用をしながら、鯨が入ったとの知らせを受けると解体を手伝う。自慢の息子、ヒョンジュンの大学の入学金すら出さず、がむしゃらに金を貯めているのだが、それは、捕鯨が解禁になり、再び捕鯨が出きるようになったら、捕鯨船を買うためだった。

ヤン・グムソク(ソン・ジヨン役)
彼女の父親は、かつてウルジンで最大規模を誇る捕鯨船の船主であった。荒くれ者で学のないキム・ソンチョルとは違って大卒の彼女は、家が落ちぶれた後、キム・ソンチョルと結婚したが、 1度も夫を愛したことなどなかったと公言する。長男のヒョンジュンは、彼女にとって失ったプライドを取り戻す唯一の通路だった。だからヒョンジュンが、酒場を営むカン・インジュの娘ミソンを愛するのは、許せないことだった。ミソンに癒えない傷を負わせ、2人を別れさせる。

パク・サンミョン(アン・ドンス役)
ウルジン一の大きい漁場を持つ船主の息子。ヒョンジュンの高校の先輩で、ミソンを誘惑し、ヒョンジュンとミソンが別れるきっかけを作る。 財テクに長け、非情で用意周到である。

不動産投資で大金を手に入れ、ホテルや劇場まで手がけ、郷里では名の知れた有力者。ヒョンジュンとミソンを挟んで、劇中の葛藤の主軸になる人物。出所したヒョンテをボディーガードとして雇い、ヒョンジュンへの優越感を味わうが、ミソンと会っているところをヒョンテに見られ、痛い目に遭うが、ヒョンジュンを陥れ、彼を郷里から追い出す。

オム・ジウォン(オ・ジョンヒ役)
ヒョンテが初めて愛した女。野良犬のように生きるヒョンテに同情し、彼を包み込む暖かい気持ちの持ち主。だが、彼女につきまとうキム・ギホのせいで、やむを得ずヒョンテを避ける。ヒョンテを愛しながらも、キム・ギホとの古い恋愛関係を清算できない彼女は、世の全ての弱者を包み込む母親のような存在である。ヒョンテの精神的支えであり、出会う女性全てに、彼女の面影を追い求めるようになる

ユソン(ユ・ジンギョン役)
ヒョンジュンの大学の後輩で、司法研修員の同期でもある。司法試験のみならず、公認会計士の試験にもパスした才媛。 国内有数の会計法人に勤める。大学の頃からヒョンジュンを愛していたが、彼にはミソンしかいないと知り、絶望する。ヒョンジュンがピンチに直面するたび、力を貸す。

ソン・ジル(コン・スチャン役)
ウルジン一の鯨肉店の息子。ヒョンテの遊び仲間で、少年院を出たり入ったりしている。ヒョンテのためなら命も投げ出すほどの友情で結ばれている。愚直なほど男らしく義理堅い人物で、ヒョンテが故郷を追われると、家の金を持ち出してヒョンテの後を追う。年齢的にはヒョンテより先輩であるが、家族から見捨てられたヒョンテに暖かく接し、ことあるごとに彼を助けるスチャンは、劇中 笑いと潤いを提供する人物である。

パク・ウォンスク(カン・インジュ役)
ミソンの母親。ウルジンで船乗りを相手に酒場を営む。港町をさすらっていた頃、遊び人と出会いミソンを生んだが、ミソンには、父親は有名な船乗りだったと言っている。ヒョンジュンの父親キム・ソンチョルに同情している。

見かけは荒っぽくいかついが、誰よりも傷つきやすく弱いことを知っている。

そんなソンチョルを見下すソン・ジヨンを不快に思っている。ミソンがヒョンジュンと別れウルジンを去ると、ひどく胸を痛める。

イ・ジェポ(ヤン・グァンヨル役)
ヒョンテが少年院で出逢ったボクシングのコーチ。ヒョンテの才能を見抜き、彼に正式にボクシングを教える。 ボクシング人気が陰りを見せると、日本に渡って異種格闘技のコーチになる。見栄っ張りでペテン師風ではあるが、悪意はない。ヒョンテの人生に大きな影響を及ぼす。

イ・チャン(マンス役)
ウルジンの茶房で、ウェイトレスの女の子たちを出前先まで送迎するオートバイマン。ヒョンテ、スチャンとともに、世知辛い世の中をたくましく生き抜く、粘り強い生活力の持ち主。貧しさの中、いつも笑顔を忘れない。たくましさの一方、自分を犠牲にしてまで回りに笑顔を振りまく愛嬌タップリのひょうきん者。愛する女のことで胸を痛めながらも、愛よりは友情を優先させるべきだと考える義理堅い男。

イ・ジェヨン(キム・ギホ役)
水産物市場で冷凍業と高利貸し業で財を成した男。金のためなら血も涙もない。 ソンチョルに頼まれ、ヒョンテの世話を引き受けるが、甥っ子の愛した女に下心を持つ卑劣な人間。

キム・ムセン(イ・ビョンソク役)
ソニルグループ会長。期待を裏切って出て行った息子の代わりに、ヒョンジュンを息子のように思い、徹底して経営のイロハを教え込む。嫁であるミソンとヒョンジュンの関係を知って衝撃を受けるが、 2人の結婚を認める。

イ・ダヒ(イ・ジョンヨン役)
失恋の痛みを忘れるために東南アジアを旅するうち、タイのプーケットでムエタイの選手となったヒョンテと出会い、恋に落ちる。ヒョンテの辛い人生を包み込む包容力と暖かい完成の持ち主。

チョン・ソヌ(ミチコ役)
格闘技チャンピオン ハラダ・コウスケの恋人。日本での格闘技の人気を反映するかのように、元女優の美貌の女。ヒョンテに関心を覚えたミチコは、結局彼とベッドを共にする仲に。しかし、そのためにヒョンテは危機に直面する。

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