兄嫁は19歳

夢の成功記

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■話 題

まず、製作陣が一番の期待を寄せる出演陣。ドラマ「ロマンス」での“殺人的微笑”がトレードマークであるキム・ジェウォン。“屋根部屋の猫”当時のブーム再燃を誓うチョン・ダビン。人気グループ godの活動で見せた魅力を、役者としても披露すると誓うユン・ゲサン。その他、2年ぶりのドラマ復帰に意欲を燃やすキム・ミニなど、出演者たちの意気込みは大変なものだと、胸を張る。 もう 1つは、個性的な素材にコメディー的要素を加味したストーリー展開。こちらも視聴者の関心を引くに十分だと自信をのぞかせる。“兄嫁は 19歳”は、片思いをする医者から奇想天外なアルバイトの提案を受け、契約結婚をしたヒロインが、同い年の義弟と危うい恋に落ちるというラブ・コメディーだ。また、一人前の社会人になろうともがく若い世代の姿を描き出し、見る者に勇気を与える、元気一杯の作品に仕上がるだろう。

「兄嫁は 19歳」の、もう一方のストーリーの軸は、大学を卒業して一人前の社会人になろうとする、若者たちの孤軍奮闘記である。“景気沈滞の長期化により、若者の 失業者数が40万人に迫る…”で始まる長文がユーモアのネタになっている昨今、青春を反抗と放蕩で過ごし、親の仕送りまで途絶えたスンジェにとって、一人 前の社会人になるのは、あまりにも辛く過酷な現実だ。そんな彼が稼ぎも悪く、カッコよくもない“腹ペコ数学者”になろうと決心し、ついに成功する。一家の 頭痛の種から有能な青年に生まれ変わったスンジェ、そんな彼の奮闘を通じて、40万の若い失業者たちへ夢と希望を贈りたい。

出演 : ユン・ゲサン、キム・ジェウォンほか
提供元 : SBS
話数 : 全16話
韓国放送日 : 2004年07月28日
KNTV初放送 : 2009年11月13日

登場人物

チョン・ダビン(ハン・ユミン役)
心に海の青さをたたえた、純粋で清らかな少女。 彼女のもう一つの名前はチョン・ヘウォン。悲運の小公女である。 失踪した父親と、母親の死。誰かが自分を捨てたということ。 これが、彼女の覚えている幼い頃の記憶の全てだ。 駅に捨てられた 6歳のへウォンは孤児院に送られ、食堂で働いていたガンピョの母親に引き取られ、ハン・ユミンという新しい名前がつけられる。 高校を休学し、腎臓病を患う弟の治療費を稼ぐ、心優しい娘。 弟ガンピョの血液透析のために、月に一度通う病院のインターン ミンジェに思いを寄せている。

キム・ジェウォン(カン・ミンジェ役)
優しい男、自慢の息子。 だが、彼の本心は誰にも分からない。 何事にも一歩引き、第三者的で傍観者的な立場を崩さない。 一見、涅槃の境地に達したような印象を与えるが、一筋縄ではいかない人物。 表面的には善良で温和そうに見えるが、実はシニカルで強情な強さを持ち合わせている。 彼には傷があった。全ての純情と情熱を捧げて愛したソヨンが、ある日突然、彼のもとを去ってしまったのだ。 大学の学長の娘と結婚させようとするイム女史の俗物根性に幻滅を覚え、結婚の約束をした女がいると爆弾宣言をし、ユミンを婚約者に仕立て上げ、時間を稼ぐ。

キム・ミニ(チェ・スジ役)
ソン・ギョンファの娘、イェリムの友達。 美人で計算高く、状況判断と処世術に長けている。虚栄心と、ねじけたプライドの塊。彼女のプライドとは、正々堂々とした自信ではなく、コンプレックスや被害意識のようなものだ。 1度狙った獲物に対しては、病的な執着をもってつきまとう。標的を落とすためなら、卑怯にも、二重人格にもなりえる。無能な母親ソン女史を軽蔑している。ソン女史とイム女史が、経済的な主従関係にあるため、友達であるイェリムとの関係にも閉塞感を覚える。表向きにはイェリムと仲良くしているが、常に頭の悪い女だと見下しバカにしている。スンジェに思いを寄せているため、ユミンを憎む。

ユン・ゲサン(カン・スンジェ役)
一匹狼、毒舌家、喧嘩っ早く短気。世の中への不満を抱え、その不満をファッションで解消するアウトサイダー。 数学に非常な興味を抱いた中学時代、科学技術高校で整数論を学ぶことを希望するが、母親の野心によって、願書を書き換えられる。

望まない外国語高校へ進学させられた彼は登校拒否となるが、退学寸前に救済され、人文高であるソウォン高校に転校する。しかし、外部との接触を徹底的に遮断した生活を楽しみ、鼻持ちならない人間になる。

パク・ウォンスク(イム・チョンオク役)
スンジェとミンジェの母親。拝金主義者で、自分の劣等感を、息子たちを上流階級の娘と結婚させることで癒そうとする。昔、大きな借金を作り、息子たちと離れ、パク・ヨンランとチョン・ジュンソクの食堂で働き、そこで大きな罪を犯す。

イ・ヘスク(ソン・ギョンファ役)
スジの母親。美しく華麗な美貌、それに釣り合う虚栄心と媚。消費主義の権化。若い頃、イム・チョンオクの犯行現場を目撃した彼女は、暴露の代わりに共犯の道を選ぶ。いや、共犯ではなく主犯となってしまう。

チョン・ジュンソク役
ユミンの実の父親。現在、エム建設の実質的な経営者。若い頃、工場で働いていたパク・ヨンランと、夜学で出逢い結婚する。だが、不慮の事故に遭い、 3年間意識を失ったまま過ごす。意識を回復した後も記憶は戻らず、いつしか、暗く冷徹なビジネスマンとなる。

ソ・ウン(カン・イェリム役)
スンジェの双子の妹。ユミンの“義姉”。ブランド好きのバービー人形。スンジェ、ユミン、スジと同じ高校に通っていた。

イム・ヒョンギョン(ミン・ソヨン役)
ミンジェの初恋の人。セクシーで挑発的、小悪魔的でありながらも清純。前触れもなくミンジェのもとを去り、ある日突然、ファッションデザイナーになって、彼の前に再び現れる。

ホ・ジョンミン(ハン・ガンピョ役)
ユミンを悩ませる問題児の弟。腎臓病で、月に一度の人工透析が欠かせない、自称“金食い虫”。ユミンの言うことは聞かないが、スンジェの言うことなら、神の啓示のように素直に聞く。

ソ・ドンウォン(シン・チャンジョ役)
スンジェの高校の同級生。見栄っ張りのほら吹き、カッコつけ。救いようのないナルシストだが、周りの評価は、本人が自惚れるほど芳しくはない。自称“ソウォン高校の四天王”。ハンサムなスンジェに必要以上にライバル意識を抱く。

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