愛をたずねて三千里
産んだ情の母性愛と、育てた情の父性愛が衝突する波乱万丈ドラマ
魚屋の娘と間抜けな財閥御曹司のカップルが
愛のカタチを求めて右往左往するラブコメディ『愛をたずねて三千里』
SuperJunior&少女時代、初のサントラ参加ドラマ
6年間ものあいだ子供を捜してきたとあるシングルマザーと、落ち着きのない独身の財閥御曹司が、ひとりの子供を巡って繰り広げる葛藤をコミカルなタッチで描く。苦難の先に二人は本当の愛を手に入れることができるのか?母性愛と父性愛がぶつかり合う痛快ラブコメディ。
■話題
アイドルグループの“少女時代”と“SuperJunior”が初めてドラマのOSTに参加した。
少女時代とSuperJuniorがメインタイトル曲を歌い話題となっている、イ・フン、ソ・ユジン主演のドラマ『愛をたずねて三千里』のOSTがデジタル音楽サイトで初公開された。
コミカルでありながらも、胸の片隅をジーンとさせるドラマのストーリーに合わせたOSTだが、収録された曲を歌う歌手たちのラインアップを見ると、若く新しい感覚と企画が生きている。OSTのメインタイトル曲「Touch The Sky」は、現在人気街道を突き進む少女時代が歌っていて、ドラマの全般的な軽快さと親しみやすさにピッタリだ。
SuperJuniorの歌った「僕らの愛」もいい。この曲はユ・ジェハの『僕らの愛』を彼ららしいスタイルでリメイクしている。
また、ドラマの中で切なさを演出する「切なくて、恋しくて」は、バラード界の実力派=キョヌが素晴らしい歌唱力を披露している。
『愛をたずねて三千里』は、主役のイ・フンとソ・ユジンだけが繰り広げられるハツラツとした演技とOSTの音楽が見事に調和し、時には涙がこぼれ、時には笑みがこぼれる、そんな深みのある感性のドラマに仕上がっている。
(SBS公式サイトより抜粋・翻訳)
母性愛と父性愛が火花を散らす、笑いと感動のロマンチックコメディー!行方不明になった息子を、6年間必死に探してきたシングルマザーと、パパか子供か分からないような無邪気な独身パパが、一人の子供をめぐって繰り広げる葛藤を愉快なタッチで描きながら、深い感動を与えたい。 生き生きとしたキャラクターが引き起こす、愉快な反転!しっかり者だが、2%足りないド根性ママと、2%だけしっかりした情けない財閥御曹司。二人合わせて100%になる、このこっけいで突拍子もない二人の男女を中心に、それぞれ個性あふれる主演、助演のキャストたちが豊かなストーリーを作り上げる。今までのドラマにない、主役の男女2人の斬新なキャラクター作りに一番のポイントを置き、それぞれの人物のキャラクターに面白みを加えるだろう。 日常っぽさがにじみ出る、主婦向けトレンディードラマ!メイン視聴者である40~50代の主婦たちを考慮して、若い層のトレンディードラマとは違う、日常っぽさがにじみでるようなトーンを維持して、生活感を強調しながらも、時にはマンガ的な想像力も加えて、よりコミカルでハツラツとした印象を与えるだろう。
出演 : イ・フン、ソ・ユジンほか
提供元 : SBS
話数 : 全21話
韓国放送日 : 2007年11月02日
KNTV初放送 : 2008年04月19日
登場人物
ナ・スニョン役/ソ・ユジン
2%足りないしっかり者のど根性女。大卒の会社員。
父親は中学校の頃亡くなり、魚屋を営む母親と妹と暮らしている。
つらい仕事もきつい仕事もいとわぬたくましい生活力と、率直で飾り気のない人間味を持つ。仕事の面ではしっかりしていると言われるが、気が優しく純情で、少し間が抜けているので、他人の言葉を信じやすく利用されやすい。その上せっかちでおっちょこちょいで、しばしばトラブルも起こす、2%足りない女。だが、そこが愛おしく、人間的に感じるのだ。同情心が病的に過剰で、ソンテの人間性を見抜けずに愛してしまったのもそれが原因。結局ソンテの子供を産んだが、裏切られ、子供の行方まで分からなくなってしまう。これが原因で男には心を閉ざして生きてきたし、二度と同じ失敗はすまいと思ったのだが、後に財閥御曹司ゲピルと出会ってから、ビョーキが再発する。
カン・ゲピル役/イ・フン
2%だけ頼れる、情けない王子。
準財閥級“サムラグループ”のカン会長の息子。派手で自由奔放なファッションを好み、外車のSUVを駆る、軽薄でお調子者の風雲児。実母は5歳の時になくなり、継母と腹違いの弟スンホと一緒に暮らす。優秀で切れ者のスンホと違って、経営にも関心がなく、遊ぶことが大好きで、熱意と闘志も足りない。でまかせのウソも天才的に上手で、どうしようもない人間のようだが、捨て子だった息子イルドンと遊ぶ時や、認知症の祖母と接する姿を見ると、情が深く純粋だ。丈夫で体格もよく、裕福な家の貴公子だが、実は孤独で可哀想な男なのだ。子供の頃から継母にこっそりいじめられながら育ち、父親とも関係が悪くなり、自信も喪失、誰にも認めてもらえない。家族の誰とも本音で話せず、肩身の狭い思いで過ごしているため、優しくしてくれる女にはすぐコロッといく。俗物っぽい女どもばかり見てきたところ、純粋で率直なヒジュを愛し始めるが、弟の愛する女だから感情をおくびにも出せず、長いこと片思いをしている。
カン・スンホ役/ハン・ギジュ
2%の温かさまで隠そうとする孤独な冷血漢。
ゲピルの腹違いの弟。シムラグループ企画室理事で、後継者として公認された社内の実力者。ニューヨークのヤッピー風高級スーツに端正なヘアスタイル、細くすらりとした体形。優しいまなざしをしているが、非常に冷たい冷血漢である。節制された口調、スマートなマナー、ウィットに富んだ受け応え、そんな全ての点が魅力的に見えるが、自分に対する誇大妄想的な信念を持つ、典型的な権力の中毒者。命令を好み、君臨することで快感と陶酔感を覚える。その反面、プライドを傷つけられると、怒りが爆発し、相手を踏みにじるまでおさまりがつかない。人間的なゲピルと違って、攻撃的で、挑戦的な経営哲学を持っている。一家から見下され続けた元女優で父の愛人だった母親に罪の意識を感じている。ヒジュとは留学生の会で知り合って恋人になり、ヒジュとの政略結婚で自分の立場を確かなものにしようともくろんでいる。
ソン・ヒジュ役/イ・チェヨン
愛らしいお澄まし姫 シムラグループ企画室の社員。
強大な財力を持つ**証券ソン会長の末娘。メチャクチャ美人。スンホが留学時代に知り合った友達。父親同士もお互いよく知ってる仲で、現場での仕事を学ぶという趣旨で、カン会長の会社で働いている。優しくてハツラツとしているが、男たちの前ではお高くとまって澄ましている。幼稚で世間知らず。歩くブランド博物館。本人は、贅沢だとは思わずに誰かが欲しがれば服でも靴でもその場で脱いでは相手にやる。(お金に対する概念が希薄なほう)率直な性格で、好きなら好き、嫌いなら嫌い、感情を隠せない。誰の顔色もうかがわずに堂々と行動し、腹が立つと遠慮なく怒り出すし、時には子供のようにヒステリーを起こす。だが、後腐れなく、先に謝ることのできるクールな面もある。
ナム・ヒョンスク役(50代)/チェ・ラン
スニョンのママ。
気が大きく楽天的でサバサバした社長おばちゃん。自称CEO。夫が事故で早くに亡くなり、市場で商売をしながらスニョンをソウルの学校へ送った。スニョンの不幸を見ながら、誰よりも苦しみ、スニョンがヤケを起こさないようにそばで支えてきた。市場の商売人らしく、荒っぽくて欲張りだが情に厚い。行方不明になった孫が見つからないのが悲しいが、スニョンの将来を思うと、いっそ過去を葬ってしまいたいと思う。後に家を追われたゲピルに魚を売らせてこき使う。ゲピルにとっては母親の情を感じさせてくれる温かい義母。
ナ・ジョンミン役(25歳)/シン・ジス
スニョンの妹。
タフガール。スポーツが得意で少年のような風貌。食べ物の好みが非常に変わっている。
6年前は母親と一緒にプサンに住んでいたが、今はソウルで家族一緒に住んでいる。
一浪して去年大学を卒業し、現在就職活動中、毎日特攻武術道場に出かけ、運動に余念がない。単純、愚直、カッとなりやすく、義理に生きて義理に死ぬ。
後にげピルに泣きついて、サムラグループに就職する。姉と一緒にパク・ソンナと対決し、ソンナとも親しくなる。
カン・イルドン役(7歳)/イ・テスン
ゲピルの息子、スニョンの行方不明になった息子で、元の名前はヨング。
賢くて可愛いが、とんでもなくイタズラでワンパク。ベビーシッターが3ヶ月持たずに辞めていく。生まれ持ったイタズラっ子気質のせいで、イ・ナニ女史(祖母)に毎日叱られている。だが決してへこたれない。時々ぶたれて反抗はしてもパパのゲピルが一番大好き。スニョンに似て、食いしん坊で力持ち。お調子者で図々しく、ゲピルを見て育ったのでウソも超得意。(美人の前では叔父さんと呼ぶ)スニョンが母親だとは知らないが、血が引き合うのかスニョンが大好き。
カン・サンギ会長(60代)/チュ・ヒョン
国内300大企業程度の規模の、サムラグループ会長。 せっかちでサバサバした性格、カリスマ性あふれる専制君主タイプ。外では気さくな人間味も見せるが、家の中では厳しくて怖い帝王である。カッとなりやすく、ゲピルに腹が立つと手が先に出る。年老いた母親に対してだけは孝行息子。ゲピルの母親とは政略結婚で愛情のない結婚生活を送りながら、無名の女優イ・ナニとの間にスンホをもうけ、ゲピルの母親の死後、再婚した。人を見る目があって、スニョンの能力と人柄を評価するが、息子ゲピルに対する評価だけは厳しい。
イ・ナニ役(50代)/ヤン・グムソク
カン会長の後妻、スンホとジヒョンの母親。
元映画女優、野心的で狡猾な女。色仕掛けで妻のいるカン会長をとりこにしてスンホを出産、本妻の死後再婚した。愛嬌があり抜け目がなく、夫であるカン会長に信頼されている。実際の性格は感情的で、気まぐれ。腹が立つと非常にキツく豹変する。ゲピルを気にかけているように見せかけて警戒している裏表のある継母で、元女優らしく相手によってカメレオンのように代わるカメレオンだ。イルドンに対して卑しい女の子だろうとあまり可愛がらない。
チャン・ソックム女史(80代)/サ・ミジャ
ゲピルの祖母、カン会長の母親。
認知症。もともとはヘンクツで気難しい年寄りだが、症状が重い日には人が変わる。嫁であるイ・ナニを、メギツネのようだととても嫌っている。ゲピルに対しては、調子のいい日には叱りつけ、調子の悪い日には可愛がる。子供の頃水の事故で亡くした息子(カン会長の兄)が心残りで、イルドンを死んだ息子と勘違いして可愛がる。