愛と野望

愛憎劇を描いた韓国メロ・ホームドラマの傑作

愛憎劇を描いた韓国メロ・ホームドラマの傑作

放送日
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視聴方法

1960年代~90年代の激動の時代を背景に一家の多様な人間模様と愛憎劇を描いた
韓国メロ・ホームドラマの傑作『愛と野望』(日本初放送)


話 題
“愛と野望”20年ぶりの再会。
「愛と真実」と共に、お茶の間を席巻したキム・スヒョンの1980年代の代表作“愛と野望”。リメイク報道の後、中年以上の視聴者たちはかの時代の追憶に浸り、若い世代には“愛と野望”がどんなドラマだったのかという好奇心を掻きたて、当時話題を呼び起こしたヒロイン“チャ・ファヨン”とともに、“愛と野望”はインターネット検索第1位にランクインされた。 “愛と野望”は緻密な構成と現実的な時代像の反映、作家キム・スヒョンの寸鉄人を刺すようなセリフと共に、登場人物の個性がこの上なく輝いたドラマである。他のドラマと比較すると、多少男性的なドラマという点が特徴と言えよう。当時のキャスト、キム・ヨンリム、故ナム・ソンフン、イ・ドクファ、チャ・ファヨン、キム・チョンらは、その激しいキャラクターで大人気となったのはもちろん、彼らの個性はいまだに視聴者の脳裏に焼きついており、彼らに代わるリメイク作のキャスティングを視聴者が心配するほどである。 1987年に放映されて以来、20年ぶりのリメイクだ。1978年の“青春の罠”が1999年、誰も予測できなかった強烈なカリスマで視聴者をとりこにした以上に、当代最高のドラマだった“愛と野望”が、2006年、再度我々をとりこにしてくれるだろう。

■韓国ドラマ界の巨匠=キム・スヒョン脚本作
『完全なる愛』、『青春の罠』、『花火』、『愛してるから』、『ホン所長の秋』『息子よ お前は知っているか』、『憎くてももう一度』他多数 第1回放送大賞脚本賞『義母』、韓国放送大賞『新婦日記』韓国百想芸術大賞、青龍賞、韓国放送作家協会作家賞

出演 : チョ・ミンギ、ハン・ゴウンほか
提供元 : SBS
話数 : 全81話
韓国放送日 : 2006年02月04日
KNTV初放送 : 2006年12月13日

あらすじ

“愛と野望”は、1960年1月から1990年中盤までの、ある家族の家族史である。 時代的にも政治的にも貧しくて混乱していた時代。市場で精米屋を切り盛りする母は、甲斐性のない夫に代わって家族を支え、長男のテジュン、次男のテス、末娘のソニを育てながらたくましく時代を生き抜く。母親の夢であり希望であるテジュンはソウルの一流大学に通う。次男のテスはやくざ者でブラブラしていたが兵役について、最近除隊してきた。子供たちは、甲斐性はないが実直な父親を愛しく思っているが、たくましい母親は夫への不満が多く、子供たちを閉口させている。 他人の保証人になり百万ファンの借金を背負った父は、コ・ドンチョルの執拗なまでの取り立てを受けるが、家族は、父が釣り場で凍死体となって発見されて初めてその内幕を知る。コ・ドンチョルの取り立ては、テジュンの恋人ミジャへの野卑な横恋慕が原因だったのだ。それを知ったミジャはコ・ドンチョルに掛け合い、支払期限の延期を取り付けるが、全ては後の祭りでしかなかった。母はへそくりの80万ファンで家の権利書を取り返すが、残りの20万ファンの代わりに精米所の機械を奪われる。怒った弟・テスは、コ・ドンチョルを半殺しにして身を隠す。そのことがきっかけでミジャも、アルコール中毒のような父を残してソウルのカフェに就職するが、ホンジョに見つかり再度行方をくらます。母は故郷を捨てソウルに上京、細民街に落ち着き、魚の行商を始める。

登場人物

パク・テジュン役:チョ・ミンギ
精米屋の長男。試験に落ちたことのない秀才、現在ソウルの一流大学の政治学科3年に在学中。精米所の稼ぎで何とか食うには困らなかった実家だが、6.25動乱で国全体が貧しくなった上に、お人好しの父親が他人の保証人となったせいで家を失ってしまう。大学新聞の編集長であり、某国会議員補佐官の手伝いをしたり、幼なじみであるチャン・ホンジョの妹セミの家庭教師もする苦学生。冷徹な思考と判断力のせいで、冷淡な人間と思われがちだが、自分にも他人にも厳しい人物。唯一、幼なじみのミジャに対する果てしない愛と執着は、彼のアキレス腱である。

パク・テス役:イ・フン
テジュンの弟。

子供の頃から、テスに殴られたことのない子供はいないほどケンカが強く、その腕っ節の強さは近隣の街に知れ渡っている。家族の頭痛のタネで、兵役についている間、家族に手紙を一度も出さなかったバカ息子。当然母からは冷や飯扱い。自慢の長男と問題児の次男なのだ。しかし心は兄貴より温かく、義理と人情の男。母親のえこひいきと小言にもめげず、あらゆる苦労を乗り越え大成する。ふるさとで彼に首っ丈だった最初の妻ジョンジャとの結婚に失敗し、放浪中にウンファンと再婚する。最初の結婚で息子と娘をもうける。

キム・ミジャ役:ハン・ゴウン
高校を卒業して父親の営む写真館を手伝いながら、絶望と苦痛の日々を送る。戦死した兄、息子を失ったショックで廃人のようになって死んだ母、ヤケを起こし酒浸りになった父、ソウルで大学に通う恋人テジュンとの不確実な未来に対する不安、自分自身の存在への懐疑などで破裂しそうになった時、ドラマが始まる。情熱的で華やか、反抗的で挑戦的、か弱くもあり冷酷でもあり、打算的でありながら即興的、自虐的だが加虐的。ひと言で言い表せない複雑な性格。生涯テジュンを悩ます煩悩のタネ。

ウンファン役:イ・ミヨン
テスが心から愛する女。

逃亡中のテスが職を求めて訪れた果樹園の娘だが、その時彼はすでに結婚をしていた。二人が結婚を決心した直後、ジョンジャがテスの子供を連れて現れたために結婚を断念、数年後ジョンジャが家出をしてからテスと結婚、先妻との間の子をわが子のように育てる。

パク・ソニ(三兄弟の末っ子/20歳)役:イ・ユリ
三兄弟の末っ子。

兄二人の一人娘。小児麻痺で足を引きずって歩く朝露のように純粋な娘。母親は生涯彼女のことで胸を痛めるが、周囲の人々の傷をいたわる役回りで、美容師としての技術を学び自立する。長男テジュンの大親友ホンジョと結婚、ホンジョのミジャに対する友情以上愛以下の感情を純粋に受け入れる賢明な女性。

チャン・ホンジョ(23歳)役:チョン・ノミン
チャン外科の一人息子、今の母親は継母。 セミという腹違いの妹がいて、テジュンの生涯の親友であり、ミジャの生涯の親友。ミジャに想いを寄せていたが、テジュンとの関係を知ってスパッとあきらめた男。穏やかで人当たりがよく気配りの出来る本当の紳士。くっついては離れ、離れてはくっつきを繰り返しながら、ケンカのように激しい恋をするテジュンとミジャのパイプ役を生涯続ける。テジュンの妹ソニと結婚、誠実な夫となるが、心の片隅に秘めているミジャへの想いを断ち切ることが出来ない。

チャン・セミ(19歳)役:ソ・ミンジョン
高3、ホンジョの妹。

ホンジョのソウルの家で、住み込みの家庭教師をするテジュンを好きになるが、叶わぬ恋である。

ジョンジャ(20歳)役:チュ・サンミ
ソニの友人。

質屋の一人娘で、ぶっ飛び、ハチャメチャ、気分次第。 テスにベタボレで追い回す。郷里でトラブルを起こし逃亡中のテスを追いかけたがつかまえ切れず、後日テスの子供を連れて現れ、結局テスと結婚する。テスとの間に2人の子供をもうけるが、満たされないテスへの想いに、ある日突然家出、放浪の人生に転落する。

キム監督役:ソヌ・ジェドク
ミジャの最初の夫。

誰も束縛することのできないミジャを、ありのまま愛した紳士。ミジャは監督を愛ではなく尊敬しながら暮らすが、心臓麻痺で急死。

ヘジュ役:イ・スンヨン
一流デザイナー。

ミジャを抜擢して女優に仕立て上げた女性。

テジュン兄弟の母親(48歳)役:チョン・エリ
40代の後半から。 はためには、たくましくてキツく映る母親。夫は胃がんの手術をしてから体調が思わしくなく、精米所を一人で切り盛りし生計を立てる。夫が他人の保証人となり路頭に迷う羽目になった時、夫が氷の上で凍死すると、こっそりへそくってきた80万ファンを持って家の権利書を取り返す。しかし、そのことで次男のテスがトラブルを起こし、郷里を追われることになる。そして結局は娘のソニを連れて長男のいるソウルに上京、魚の行商から始まってありとあらゆる商売をしながら苦労し、飯場を開き、後にそれがソルロンタン屋に変わる。金が出来ると一坪二坪と買っておいた土地が、次男テスの商売の元手になる。

テジュン兄弟の父親(52歳)役:イ・ドリョン
法律などなくとも真面目に暮らせる実直な人間。他人の保証人となったせいで家を取られる羽目になったが、誰にも言い出せず釣り場で凍死する。

ソンギュン(21歳)役:ユン・ギウォン
テスの幼なじみ。

実家の暮らし向きはまずまずで、テスが除隊する頃には、庶民の憧れ、シバル・タクシーを所有していた。テスのためなら命も惜しまぬほどの親友で、後にテスと苦労しながら事業を育てていく生涯の友。

パジュ宅 役:イ・ギョンシル
どぶろく屋の女。

あっけらかんとしたお人好し。ミジャの父親に想いを寄せていたが、望みがなくなるとテジュンの母親を頼ってソウルに上京、後半の人生のほとんどを共に過ごす女性。

コ・ドンチョル役:チェ・ジュニョン
造り酒屋の主人。

兼業で貸し金業もしており、テジュンの家の権利書を取り上げた人物。ミジャを後妻に迎えたかったが、ミジャとテジュンが恋仲だと知って嫉妬、ひどい取り立てでテジュンの父親を死に追いやる。テスの逃亡生活の原因を作った張本人。

へヨン:ハ・ユミ
ヘジュの姉。

その時代、我こそはという人物たちが通った、洋食レストランを経営した女性。

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