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■役柄のご紹介をお願いします。
皆さんこんにちは。私はヘ・ス役を演じるIUです。
私が演じるヘ・スは現代の人物ですが、ある日突然理由もわからないまま、いきなり高麗時代に魂がタイムスリップするんです。本当の名前はハジンですが、ヘ・スという名前の10代半ばの女の子として生きることとなり、彼女が高麗時代で奮闘します。ハジンは義理堅くて情に厚い、おせっかいなキャラクターで、そんな部分がとても愛らしいと思いました。とても芯が強い女性ですね。普通は倒れてもおかしくないのに、彼女は絶対倒れないし、倒れてもすぐに起き上がる芯の強さを持っています。そんな粘り強さが私に似ている部分があるなと撮影している間ずっと感じました。そして、私が演じたので外見も似てますね(笑)小柄だし、若い女の子。それから根強い生命力。危険な状況におかれても生きていく道を見つけ出す姿が私と一緒ですね。

■出演を決めた理由は? 
キム・ギュテ監督の作品が元々大好きでした。監督とご一緒できるという話しを聞いて「是非やってみたい」という気持ちでした。その後に原作小説を読みましたが、とても面白かったです。これがドラマ化されたら絶対面白いはずだと確信しましたね。その後、中国で作られたドラマも見ましたが、やはりとても面白かったです。ヘ・ス役を演じたいという気持ちが強く沸き、出演を決めました。最初に台本を読んだときは原作と異なる部分も多いなと思いました。新しい登場人物も多いですし、ヘ・スのキャラクターも原作での若曦(ジャクギ)とは異なりましたが、むしろそれが私には魅力的に感じました。私だけが表現できるヘ・スを演じたいという気持ちが強かったです。

■原作小説や中国版ドラマで参考にされた部分はありますか?
原作では若曦が聡明なキャラクターとして描かれるのですが、我々のドラマでは聡明な部分よりも情や義理がより描かれています。演じながらあまりにもその方向に偏るのではないかと、原作での若曦の才覚や賢さ、臨機応変さを表現しようと思いましたが上手くいったかどうかわかりません(笑)原作で若曦が賢く苦難を乗り越えていく姿がとてもカッコよくて、スマートで魅力的に見えましたね。それで私も中盤からは若曦の物静かだけれど、才気溢れる姿を表現しようと思い、その部分を参考しました。

■撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?
ほかの出演者からも聞いてるかもしれませんが、現場の雰囲気は本当によかったです!私が出演したドラマの中でも最も記憶に残る楽しい撮影でした。私と同年代の俳優の方々が多く出演してるので、休憩時間も休みことなくずっとおしゃべりしたり、騒いだりして笑いすぎて声が枯れました(笑)いつも盛り上がってましたね。それで、監督や助監督から「皆!集中!」と言われるほどでした。撮影を終えた感想は未だに実感がわかなくて……(注:コメントはクランクアップ後)一昨日すべての撮影が終わったんです。5ヶ月ほど毎日スタッフの方々と徹夜で作業した日も多かったです。撮影がすべて終わったと思うと嘘みたいに感じますね。今日三日ぶりに皆に会えてとても嬉しいです。三日しか経っていないのに、これからは会えない日が多くなると思うと……今日少しづつ実感してきたような気がします。『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』は事前制作ということで出演者は皆、休みもちゃんとあるんだなと思っていたはずです。なのに、実際は5ヶ月間ほぼ生放送のように毎日毎日ハードな撮影で(笑)体力的に厳しかったです。撮影が終わったのは寂しいですけど、とりあえずちゃんと寝れますね。眠れることがこんなに良いことだとは知りませんでした(笑)。それから、ダイエットも少し休めるので、食べたいもの思う存分食べられるので、それは嬉しいですね。

■ハードな撮影をどのように乗り切ったんですか?
特別管理する時間もありませんでした。今回は本当にヤケクソ状態で、倒れたら倒れてから考えようって(笑)寝不足や食べられず倒れてもそれは別に大したことではないと思いました。もし倒れたとしても回復したらまた起きれると単純に思いましたね(笑) スケジュールがとても忙しかったし、とにかく撮影は終えなければならないので、何かをずっと気にしてる場合ではありませんでした。「知らない!ただ前に走ろう~」と思って走ってるうちに幸い倒れませんでしたし(笑)むしろそうやって心構えをしていたので何の病気もせず無事に終わりましたね(笑)

■時代劇初出演ですがいかがでしたか?
現代劇との一番の違いは全国を回りながら撮影したことですね。移動時間が本当に長くて、車の中が大変でした(笑)現場まで4時間もかかかるので、時間ももったいないし、撮影分量も多かったので。でも実際に撮影すると、その風景はとても素晴らしくて、映像を見てみると韓国にこんなに素敵な場所があったのかと思うほどでした。本当に綺麗な場所を探してロケをしていたので、その点が現代劇との違いですね。まるで本当の高麗時代にいるような、綺麗で素敵な場所を見つけ出して撮影を行ったので、撮影するたび新鮮な気分で、現代の建物で撮影する時とは気持ちがかなり違いましたね。

■アーティストとしても活躍されていますが、音楽と演技の共通点、異なる点は?
表現という部分が共通点だと思います。歌も私が伝えようとすることをメロディや歌詞を通じて表現し、そこで共感を得るんですが、演技も同じく私が感じたことを台詞や表情で表現して、また共感を得ますから。違いは言葉と歌ということですね(笑)歌手として活動する時は、舞台の上では練習してきたものの範疇からかけはなれたことはしません。ある日突然ものすごいフィーリングを受けてアドリブをしたり、全然違うダンスを踊ったりはできませんから(笑)ただ演技は相手の演技によって変わってくるし、その日の天気や、監督の演出や、様々な状況によって変化するので、より流動的な気がします。

■日本のファンにメッセージをお願いします。
『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』でもうすぐ皆さんにお会いできます。本当に見どころ満載ですよ。登場人物も多いし、イケメンの皇子たちと、綺麗な皇室の女性たち、私も皇室の女性の一人ですけどね(笑)そして、毎回美しい景観と祝祭、素晴らしい演出など、本当に見どころいっぱいです。私が5ヶ月間一心同体となって幸せな気持ちで撮影したドラマです。ストーリーもとても面白いし、演技面でたくさん努力し本当に頑張って撮影した作品なので、皆さんにも最後まで愛していただけると思います。季節の変わり目ですので、くれぐれも体調にお気をつけください。『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』と共に幸せな時間を過ごしてくださいね。ありがとうございます。