ベストシーンのひとつとしてあげるなら、ワイン倉庫のなかでキム・タンとキスする寸前までいくシーンです。アメリカに姉に会いに行くシーンも記憶に残っています。
− 作品と役柄の紹介をお願いします。
富裕層に属する10代の高校生たち、家の跡を継がなくてはいけない相続者たちの物語です。彼らが大人になる過程で、恋愛にまつわる逆境を乗り越えていくストーリーです。私が演じるのは、富裕層の子息たちとは違って貧しい家柄を“相続”してしまったチャ・ウンサンという女性です。貧しさに対するコンプレックスをもち、「どうして私の人生はこうなの」と嘆く一方で、明るく一生懸命に生きようとする、頼もしくて愛すべき女性です。
− 本作の人気の秘密は何だと思いますか?
高校生たちの話ですので、フレッシュさや初恋に対するドキドキ感が興味を引いたのだと思います。それに、このドラマには個性あふれる花美男たちが大勢出演していますので、多くの女性たちの胸をときめかせ、愛されたのではないでしょうか。
− ウンサンの周りには、キム・タン(イ・ミンホ)、チェ・ヨンド(キム・ウビン)、ユン・チャニョン(カン・ミンヒョク)の3人の男性がいます。実際に彼氏として選ぶなら?
インタビューでよく聞かれるのですが難しい質問ですね(笑)。そうですね、いつもウンサンのそばで慈しんで守ってくれるキム・タンが、いちばんでしょうか。だって、私はウンサンですから(笑)。
− 制服姿がお似合いでした。役づくりで気を遣った点は?
高校生役ですから、若く見えようとしたのはもちろん、キム・タンとチェ・ヨンドのふたりから愛されるので、女性らしくある必要もありました。また一方で、ウンサンはとても頼もしくてがむしゃらで、強そうなイメージでもあるんです。いろいろ考えましたが、制服を着たら自然とウンサンのイメージに近づくことができたのでよかったです。
− ツヤツヤの“赤ちゃん肌”が話題になりました。スキンケアの秘法は?
スキンケアはクレンジングに気を遣っています。クレンジングをしっかりすれば自然と肌の状態も保つことができるんです。撮影はとてもタイトでつらかったですが、劇中、ウンサンはふたりの男性から愛される役でしたし、視聴者のみなさんが応援してくれたおかげで、無事に乗り越えられたのだと思います。
− ウンサンは劇中でさまざまなアルバイトをしていますが、パク・シネさんは経験がありますか?
わたしは中学2年生のときにデビューしたので、アルバイトをする機会はありませんでした。ひとりで働く経験をしてみたくて、やってみたい仕事もたくさんあったのですが、できなくて残念です。
− 記憶に残るシーンやセリフを教えてください。
視聴者のみなさんが名ゼリフとして話題にしてくださった「俺、君のことが好きなのかな?」というキム・タンのセリフや「そんなに見るなよ。震えるだろ」というチェ・ヨンドのセリフが記憶に残っています。ベストシーンのひとつとしてあげるなら、ワイン倉庫のなかでキム・タンとキスする寸前までいくシーンです。アメリカに姉に会いに行くシーンも記憶に残っています。
− 本作で得たものはどんなことですか?
ヒロインとしてドラマを引っ張っていく力や演技に対する集中力など、俳優としての成長を感じました。これらは、共演者たちとの息が合い、監督さんの統率力があったおかげです。調和というものの大切さを学ぶことができました。それから韓国ではない、海外のファンの方が増えた、というのもこのドラマのおかげだと思います。
− 日本のファンの印象はいかがですか?
いつも私と共にいてくれて愛してくれる方々。とてもあたたかくて、見えないことろでちゃんと応援してくれて、まるでひまわりのような印象です。とても感謝しています。ファンミーティングに夫婦で来てくださる方がいたり、ひとりでイベントに参加したら、そこで友だちができた、という話を聞くととてもうれしいです。
− 日本で好きな場所はありますか?
沖縄が好きです。行ってみたいのは札幌で、雪まつりを見てみたいです。
− これから挑戦してみたい役はありますか?
今回がハイティーン・ロマンスだったので、次は20代中盤のあたたかくて美しいラブストーリーもやってみたいです。アクションにも興味がありますね。
− 次回作について教えてください。
今年の年末に公開予定の『尚衣院』という映画に出演します。2月末から撮影に入る予定です。朝鮮時代に王室の衣装を作っていた部署が舞台で、私は王妃の役を演じます。貧しい家柄だったウンサンが一気に身分が上昇して王妃にまでなった、と記事で話題になったんですよ(笑)。公開まで楽しみにしていてください。
− 日本のファンにメッセージをお願いします。
みなさん、『相続者たち』でウンサン役を演じたパク・シネです。こうしてよい機会で挨拶ができてよかったです。KNTVで4月から放送されますので、みなさん、多くの関心と愛情をお寄せくださいね。よろしくお願いします。
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