ビジュアルから演技力まで圧倒的な、キム・ナムギル&ソン・イェジンのメロ
両俳優の名前を聞いただけで期待が高まる。キム・ナムギルは、『悪い男』以来3年ぶりに、ソン・イェジンもやはり『個人の趣向』以来3年ぶりのドラマ出演だけあって、2人の共演はファンたちを充分に楽しませてくれるだろう。先の制作発表会で、パク・チャンホン監督が両俳優のキャスティングの理由を、「ビジュアルに演技力まで兼備した彼らの魅力に負うところが大きい。公開されたハイライト映像と予告映像、現場のスチール写真を見ても分かるが、眼差しや微かな表情の変化だけで、複合的な内面感情を表現してみせてくれる」と語った。キム・ナムギルの除隊後の復帰作という点からも、また「メロのクイーン」ソン・イェジンの久々のテレビ復帰作という点からも、彼らの活躍に期待が集まる。
『復活』と『魔王』に続く復讐三部作の完結編
今までも多くの視聴者に名作ドラマとして記憶される『復活』と『魔王』。キム・ジス作家とパク・チャンホン監督の復讐シリーズとして、完成度の高いストーリーと映像が大衆から愛され続けている。今回の『サメ』はシリーズの三作目で、多くの視聴者が放送を待ち望んでいる。『復活』では復讐劇の始まりを知らせ、復讐が必ずしも痛快なものではないということを、『魔王』では復讐する者のストーリー以外にも、復讐される側の傷痕にも均等に視線を当てて描いた。この度の制作発表会で監督は、「今回は『復活』のストーリーに被害者の立場を加えて描くつもりでいる。」と明かした。メロにも比重を置いて、哀切感をにじませながらも、キャラクター間の繊細な心理的駆け引きと、パズルを解くように事件の真相をたどりながら、歯ごたえのある緊張感を醸し出していくものと見られる。